春の嵐は台風よりも強風を伴う。
強風によるフラッタリングの発生がない
テンセグリティシェルターの機能を
構造の柔軟な強度だけでは説明できない。
外力を受けたシェルターの表面を覆うフィルムは
テンセグリティの張力の共鳴作用によって
全方向に対して分散すると同時に
表面張力がフィルムの復元力として機能し始めるのだ。
表面をできるだけ小さく維持するテンセグリティシェルターは
表面張力波の干渉を短時間に減衰させる機能を内部からも観察できる。
強風によるフラッタリングの発生がないので
フィルムの耐久性は向上する。