部分から推測できない全体の働きを発見するまで
観察者に全体が認識できないのではない。
観察者が全体に含まれるまで
不可欠な部分は存在しないのである。
月別アーカイブ: 2018年5月
短縮された孵化(Hatching)
早朝の春はカッコウの鳴き声で目が覚める。
裏庭の高い樹で鳴くからとても騒々しい。
そっと窓を開けてもすぐに飛び立つほど鋭敏だからこそ、
カッコウは直接巣を作らないが、巣の持ち主の卵よりも
早く孵化(Hatching)するようにプログラムを
ハッキング (Hacking)したのだろう。
巣から脱出する替わりに巣の所有欲から
人間の住宅は銀行によってハッキングされている。
コヒーレンス(coherence)
シナジェティクスは同時的な論理の首尾一貫性(consistency)を学習や探究に求めない。
より大きなパターンを学ぶ方法は、
過去の首尾一貫性を破壊する新たな経験を生む。
自然界の波動は互いに非同時的に干渉(coherence)することができる。
首尾一貫性(consistency)
政治と教師そして両親は、首尾一貫性を求める。
そして、社会構造の安定性に安易な堅牢さを求めて、
定住と税金収奪のための代理人になる。
一貫性の原理は思考を操ることができる。
原子核の安定性は、元素の相互変換性にある。
テンセグリティは振動数の変動に対する自動調整機能にある。
遂にジョイントレスでより柔軟な強度と剛性で安定する。
首尾一貫性という擬似的な原理は人為的な重力圏でのみ発生する。
5回対称性の原始シンメトリー
正20面体の対称性のある最密充填のシナジェティクスモデル(右)では
中心の球の半径は、周囲の12個の球の半径よりも小さい。
この5回対称性は紀元前3500年ごろの青銅器時代よりも
2500年以上も先行する海の民による
最古の最密充填モデル(towie stone)で認識されていた。
これは兵器でも装飾でもない、
純粋な幾何学的思考の軌跡にちがいない。
原始シンメトリー感覚は数学と科学を
通底する「構造とパターン」の前駆体である。
SYNERGETICS RBF
5回対称性のある最密充填のシナジェティクスモデル
最古の最密充填モデル(towie stone)
スコットランドで出土した約7千年前のtowie stone(最密充填モデル)から
注目すべきは正20面体の対称性をすでに概念化した思考方法にある。
それは顕微鏡がなければ自然界では発見できない方法だ。
観察から発見していないならば
古代ギリシアのプラトン派のモデル言語に圧倒的に先行している。
towie stone
https://www.atlasobscura.com/articles/what-are-scotlands-carved-balls
反ミニマリスト
ミニマリスト(断捨離)とは、受動的な抵抗であり
生命の可能性を増大させる方法ではない。
植物は、光合成においてミニマリストではなかった。
ミトコンドリアと葉緑体との相互作用を統合して
より経済的な生存の多様性(細胞内共生)を獲得したように、
モバイラーは道具の絶えざる選択と
軽量化の発明によってより移動する。
外部化した眼鏡
スマートフォンは各社半額キャンペーン採用してきた。
半額はまだ所有概念に始終しているが
安価な装置レンタルサービスの概念に移行するだろう。
ユーザーがより利用することによって
ハードウェアはより廃れていくと同時により高度化される。
眼球というカメラ機能と視神経の伝達機能は互いに分離できない。
人間の視神経が他の神経繊維束の1000倍も太いのは
視覚情報を重視した脳の一部だからだ。
スマートフォンは外部化した眼鏡のようになるだろう。
眼球は脳が外部化した器官
http://www.kiyoyoshi-kobayashi-clinic.com/page0111.html
先験的な構造とパターン
あらゆる構造はテンセグリティである。
隕石で発見されたフラーレーン、深海の放散虫や
動植物の細胞に至るまで。
テンセグリティの美的な構造が生成される過程に
美的な観点が存在しないのは
だれかに発注した構造ではなかったからだ。
真の構造はしっぽのデザイン(tailoring)から生まれない
先験的な構造とパターンだった。
水・食料・エネルギー・シェルター
放射性物質の無意味な除染方法と
無謀な膨大なコストをみれば
長期的な短命化計画は明らかである。
水、食料、エネルギー、シェルターの4大元素を
相互に統合するノウハウは個人で実践できる。
大気圏内宇宙ではつねにモバイラーとしての個人が
この最優先課題をもっとも有利に解決できる。