日別アーカイブ: 2018年7月8日

インフレ−タブル・カヤック

バイオスフィアの予告なき水圏の拡張に備えて
軒下やマンションのベランダには
ポンプ付きカヤックとテントを常備しなくてはならないだろう。
気候の変動期に、水・陸のモバイル機能はもはやオプションではない。
自然は隠れた水脈を船の水路として絶えず再生する。
それらは水面下の土地資本主義には無用だ。

驚異的な軽さとコンパクト性を誇るカヤック
艇内に侵入した水を自動で排水する機能付き

複製されない「スピルカ」

日本初の乳酸菌飲料カルピスは馬乳酒中の酵母による独自性を
維持するために、ヨーグルトなどと違って
複製されないように完全に殺菌されている。
しかし、子ども頃のカルピスの方が遙かに美味しかった。
脱脂粉乳と砂糖が原料だが、
雪花菜(おから)から作られるオリゴ糖が入っていなかったからか。
変わったのはパッケージだけではない。
脱脂粉乳もおからも先進工業国では産業廃棄物だ。

カルピスの変遷 

水たまりを複合発酵させる

細かすぎるコーヒー豆でドリップするとフィルターが目詰まりするように、
土質粒子が細かく窪んだ場所が
降雨で土質粒子が一時的に飽和状態に達するとすぐに水たまりとなる。
この水たまりを酵素で複合発酵させると浸透性が短時間に高まる。
互いに異なる微生物群が隙間を形成するからだ。
道や畑などの水たまりは土木工事で水平に改善する必要性はない。

M.C.Escher