日別アーカイブ: 2018年12月15日

自然と不自然の起源

インフルエンザの正20面体状の外殻が
宿主から奪ったタンパク質から形成されると考えないように、
カボチャと知らずに種を植えた子どもは
種が成長して黄色い無数の花になり頭より重いカボチャになる現実を見るまで理解できない。

不慣れなことが不自然に思えるのは局所的な経験の条件反射からだ。

正20面体の対称性をもつインフルエンザ・ウイルスの外殻

自然は議会のように基地化できない

原発事故の復興とは、元に戻らないだけではなく、
元に戻しても問題(プルトニウム)が消えないことへの批判がない偽装行為のすべて。
議会制民主主義は、貪欲な欲望が命ずるあらゆる偽装のために基地化されてきたが、
辺野古基地は、人間が埋め立てを中止させれば自然がまだ復元できる段階にある。

美学的変容

科学的な美学は美を創出する動機を
芸術家のようにその欲望には求めない。
宇宙を占有する暗黒物質などの新たに発見された現実は
常に質量はあるが光学的に直接観測できない。
可視性に変換する美学は、
宇宙をデザインする統合性の存在を識る先験的な直観として機能し始めている。

「カナダの天体物理学者は、暗黒物質の群れへのへその緒を見つけるために、
暗黒物質の糸が背後にある遠方の銀河の星の光をどのようにゆがめるのかを観測し、
その曲がり方の組み合わせで暗黒物質の大きさや重さを測定した。」