月別アーカイブ: 2019年1月

R.B.フラーは思考する時、思考を声にする

記号のテクノロジーや科学的テクノロジーを変えても、
動機(know why)なき自己のテクノロジーは最も保守的だ。
この絶縁を埋め合わせるのは
「思考を声にする」行為Thinking Out Loud(R.B.Fuller)である。
このプリミティブな現実的な波動こそは、
絶縁状態にメタフィジカルな相互作用と
統合作用をもたらす賢者の実践方法だ。

火星での水耕栽培の中止

NASAの火星での水耕栽培によるサバイバル計画は、科学的に否定された。
その後にファミレスに水耕栽培のノウハウが解放されたのだ。
自然は人間が他の天体で存続できないデザインを受容しない。
地球大気圏と大地と微生物と水そして光合成が
もっとも安全で経済的な環境であることを再発見させた。

ドバイの砂漠地帯にドームですっぽり覆われた火星シミュレーション都市

再考Cosmic Fishing

デザインの最大の課題は、
新たな機能を発明しそれによって新しい商品を開発するまで、
他者の評価を獲得するために不断の競争心を煽るのではなく、
それらすべてを放棄することにある。
人間はどんな機能もデザインできない。
すべての機能は発見されてきた。
Cosmic Fishingでさえ発見された秘法である。

アウトドアにドアはなかった

近い未来よりも
遠い場所に喜びを求めて
人々が移動する時、
アウトドアにドアはなかった。
剥き出しのヒロシマは絶えることはないだろう。

見捨てられたありふれた畑を探して
超軽量の2層ミニバイオスフィアに棲み、
井戸を掘って微生物と共に畑をこしらえる。

裏庭のドアを開けてCosmic Fishingに出かける時、
静かな生活は何処にでも降りてくる。

裏庭に朝がやってくる前に

夜明け前に凛とした冷気で目覚めた時、
南東の空に金星と木星が輝いている。
次に土星が、遂に太陽が昇る前に
透明なシェルターの薄く覆った球状の氷結をストーブで溶かそう。
放射冷却でより広くなった裏庭を眺められるように
内部に最初の太陽を注ぐのだ。

退屈な自己のテクノロジー

20世紀の「お金でお金を稼ぐ方法」は
21世紀では「お金にも働いて貰う方法」でより多数に支持されてきた。
だれかの金利は誰かの借金で賄われている金融システムが
生産性を剥奪したもっとも退屈な自己のテクノロジーを複製している。

モバイル・テンセグリティシェルターのモジュール

テンセグリティ構造は植物の飛行する種子のようなサバイバル方法と調和する。
すでに無人機で運べるほどモバイル・テンセグリティシェルターは超軽量である。
折りたたんだモバイル・テンセグリティシェルターは車の後部トランクにも格納できる。

直径6.5mのモバイル・テンセグリティシェルターの2種モジュール
カーボン製 全重量30kg シナジェティクス研究所 研究開発・プロトタイプ制作 2008

無人機の主翼デザイン

植物の種子の浮遊する機能や飛行する形態から彼らの移動能力が想像できる。
アルソミトラマルロカーパの種は最大級の翼果で長距離を飛散する。
航空力学に基づいた初期の無人機の主翼デザインに類似している。
各果実は300~500枚の翼の格納庫である。
超軽量の互いに異なった無人機が着陸した場所に森が始まる。

アルソミトラ・マクロカーパ 森の高い樹木に支持されるウリ科のつる性植物
http://www.marcheaozora.com/?pid=117756537

ジオデシック・テンセグリティ構造のパイオニア

建築家ショージ・サダオ氏は、
バックミンスター・フラーと共にジオデシック・テンセグリティ構造のパイオニアである。
彼は夜間のスパイラル会場での組立時に突然やってきた。
私の発見した超軽量のテンセグリティ構造の
組立時間と重量と直径に強い興味を抱いていた。
それこそが構造の基本性能だからだ。

1967年のモントリオールのアメリカ館の設計で
ゴールドメダルをバックミンスターフラーと共に受賞(1970)

ショージ・サダオ氏へのインタビュー(全2回)2018
http://www.oralarthistory.org/archives/shoji_sadao/interview_01.php

Tensegrity by R. Buckminster Fuller
http://www.rwgrayprojects.com/rbfnotes/fpapers/tensegrity/tenseg01.html

大黒柱が存在しない元型

すべての権力構造にとっての驚異は、
超軽量テンセグリティ構造のような「存在の耐えられない軽さ」ではなく、
より重要な部分、または
もっとも重要な大黒柱が存在しないシステムが存在する
宇宙の元型に対してである。
中心がなくとも破綻または破断しないテンセグリティ社会を
形成する個人の試みにある。