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展開型テンセグリティ構造 直径11m(1995)

阪神大震災の直後、シナジェティクス研究所は5ヶ月間で
コミュニティ用の生活器のための
直径11mの世界初の展開型テンセグリティ構造を開発した。
アルミ合金パイプ 全重量250kg

1995年バックミンスターフラー生誕100年祭(ニューヨーク)で展示された
展開型テンセグリティ構造モデル(直径200㎝)
『宇宙エコロジー』バックミンスターフラー+梶川泰司 著 美術出版社 2004
p352から引用

縁側と裏庭に始まる自己教育システム

私が最初に制作したシナジェティクスモデルは、
ベクトル平衡体とテンセグリティだった。
縁側と裏庭でシナジェティクスとそのモデリングで過ごしていた時間は、
20年後、展開型のテンセグリティ・シェルターの空間に変換された。
やがて春の裏庭は自動気象ミニバイオスフィアになるだろう。

1995年バックミンスターフラー100年祭(ニューヨーク)で展示された
展開型テンセグリティ構造モデル(直径200㎝)
http://synergetics.jp/tensegrityblog/

より鋭敏に共鳴するテンセグリティ構造

テンセグリティ構造はジョイントレスだ。
連続したネットワーク全体が超軽量化のジョイントになる。
強い衝撃を受けてもテンション材が破断しないように、
外力を回転運動で効果的に分散するテンセグリティ・ジョイントによって、
より鋭敏に共鳴するテンセグリティ構造を発見した。

Rezonated 30-struts-tensegrity
シナジェティクス研究所 制作 2007年

個人教授バックミンスター・フラー

私は、シナジェティクスの探求を始めてすぐに
新たなシナジェティクス原理とそのモデル群を発見したわけではない。
バックミンスター・フラーに会うまで少なくとも5年間は文通していた。
彼から建築ではなくシナジェティクスを
縁側と裏庭で学んだ最初の学生であったことが
後の膨大なクロノファイルから分かった。

発見された宇宙のテクノロジー

1.あらゆるエネルギーの無料化を達成できるテクノロジーを
支配する世界権力機構が存在する。

2.すでに発見された宇宙のテクノロジーに依存すれば、
「個人が必要とするモノはすべて、すでに支給されている」

という現実を露わにしたバックミンスター・フラーの考えから
私は19歳の夏にシナジェティクスの探求を始めた。

内部被曝しないバイオスフィアまでに

人類に対する外部被曝も内部被曝も、
バイオスフィアにとってはすべ内部被曝である。
内部被曝しないバイオスフィアまでに
バンアレン帯という陽子と電子からなる放射線帯の核シェルターと
40億年間かけて原始大気に蓄積された放射性物質を減らす
微生物システムが必要だった。

バンアレン帯 Van Allen radiation belt 1958年発見

『宇宙エコロジー』バックミンスター・フラー+梶川泰司 著

直観と美は、
法律(=記号)と土地という人為的な富による権力作用の中に組み込まれ、
さらに後には、教育や医療、精神分析、
そして大量生産技術なとど相互に連動し統合されることで、
あるいは、宗教と共に除外され続けることで
メタフィジクスを支える独自なエネルギーを失ってしまった。

『宇宙エコロジー』バックミンスター・フラー+梶川泰司 著  美術出版社 2004

偽の経験

経験を翻訳できない時、他人の言葉に置き換えるのは
もっとも簡単な経験だ。
言葉は経験を翻訳する唯一の道具だからこそ
「信じる」ことでさえ、すでにネットワークからの条件反射になっている。
偽の経験は簡単にダウンロードできる。
言葉を他人の経験のユーザにする人々は、ありふれた詐欺師である。

飛躍的な強度の向上は想像できない

超軽量化された飛行機のように、
外観からは想像できないテンセグリティ・シェルターの性能は、
より重要な部分がない構造とパターンの秩序(シナジー)から生まれる。

飛躍的な強度の向上を予測できる情報は
圧縮材や張力材そして皮膜やジョイントなどの
すべての部分に宿らないのである。
より重要な部分を排除するために。

外力を分散するテンセグリティ・ジョイント

私は、THE NORTH FACEのケネス・ハップ・クロップ氏に
6本の圧縮材から構成した
テンセグリティモデルをプレゼントした。
黒炭から切削した12個のテンセグリティジョイントは、
外力を受けるとパイプの各端部で
回転する機能があるので、
落下してもボールのように何度もバウンドできる。

外力分散機能のある12個のジョイントから構成された
テンセグリティ・ジョイントで構成された
6-Struts Tensegrity シナジェティクス研究所 制作 2008