科学者はバクテリオファージや準結晶から自然の構造を探査してきた。
実験室で最初に合成された人工物、
例えばフラーレーンやナノチューブにでさえ、
自然の構造以外発見できなかった。
月別アーカイブ: 2019年3月
動く調和
人間は失敗という概念を発明することによって
人間の更なる大失敗が大災害を許容してきた。
自然には失敗も災害も存在しない。
自然は過去を復旧しない。
気候変動でさえ自然の動く調和なのだ。
SYNERGETIS RBF 1975
他者の経験に重ならない経験
眠ったり目覚めたりする頭脳に
インプットできる情報や知識は有限である。
にもかかわらず、どんな経験も他者の経験と互いに重ならない。
その差異はシナジェティクスモデルの概念形成過程にも存在する。
10代の自己教育の動機
16才で高校を辞めようと計画したその時期に、
カリフォルニアでバックミンスター・フラ−に会えたとしたら
私は10年以上も早く最初の論文を書いていたと思う。
60年代後半のシナジェティクスは、PCが存在しなくとも、
操作主義的なモデル言語を飛躍的に進化させていたからだ。
これは結果論ではなく、自己教育の動機と経験主義の有効性の相互作用だ。
「ゼロ円ハウス」の妄想
家賃を払うと遊べない。
家を買うと仕事が辞められない。
この生存問題を扱うと専門家になれない社会を生きている。
「ゼロ円ハウス」は建築家が考案した妄想だ。
エネルギーと上下水道のオフグリッドを実現するテクノロジーによって、
地球上の膨大な裏庭でのサバイバル方法が存在する。
人々を大地に固定する土地資本主義
航行する船の価格に海域は含まれない。
高速で移動する飛行機の価格に空域は含まれない。
植物の光合成システムに
太陽系の受光料または光速移動代は含まれない。
大地に固定されて安定する住宅には
未だ土地代と固定資産税が含まれている。
建築家はもっとも時代遅れである。
寝入る直前と数学的自然
シナジェティクスは、神聖幾何学から着手しない。
絶対的な宇宙の神秘への
言語化されない経験的直観から始まる。
それは、麗らかな春先の縁側での
昼寝から目覚めた時にではなく
寝入る直前の情報の中に眠っている。
縁側での昼寝を置換する
「場の誘導装置」は数学的自然に属する。
薪ストーブの3次燃焼
薪ストーブが完全に燃焼していれば、
すすやタールを劇的に減少でき、
灰は1ヶ月に一度程度しか取り出さなくていいはずだ。
松食い虫で伐採された無料の松材を
高温で3次燃焼させるロケットストーブは、
複雑な内部を容易に掃除できないが
ヒートライザーを交換可能にデザインできる。
概念の物質化
現象を再現する過程で未知だった概念が発見されるのはなく、
概念を物質化する過程で新たな物理的現象が発見される。
実在と過程の相互作用が未知の概念モデルを視覚化する。
最初の概念モデルを視覚化した瞬間に
その相互作用の行き詰まりが消える。
物質化の元型は純粋な空虚。
浮力、揚力、張力、権力
船は浮力に従い、
飛行機は揚力に従い、
テンセグリティは張力に従う。
人間だけが権力に従う。