テンセグリティが既知の構造だと理解したり
あるいはその構造を再現できた映像を見た瞬間から
観察者の認識は閉じていく。
テンセグリティは既知の構造の定義を破壊するために
発見された原理である。
テンセグリティは風とさえも共振する。
よりシステムを安定させるために。
張力調整機能のあるテンセグリティ構造 アルミ合金製 直径3m
制作 シナジェティクス研究所 構造デザイン 梶川泰司
テンセグリティが既知の構造だと理解したり
あるいはその構造を再現できた映像を見た瞬間から
観察者の認識は閉じていく。
テンセグリティは既知の構造の定義を破壊するために
発見された原理である。
テンセグリティは風とさえも共振する。
よりシステムを安定させるために。
張力調整機能のあるテンセグリティ構造 アルミ合金製 直径3m
制作 シナジェティクス研究所 構造デザイン 梶川泰司
観察されるべき客観的な対象から
新たな構造の可能性は見えなかった。
テンセグリティは構造の最後のかたちだ。
原子核が最初の構造であるように。
浮遊するテンセグリティ構造 シナジェティクス研究所 2013年 制作
エフェメラリゼーション(ephemeralization)
人間の体重の10%を占めているミトコンドリアには
最小限の閉じた螺旋体として
回転方向が同じ右勝手の2重螺旋DNAが
日々生成されている。
惑星の回転と軌道からこの螺旋体は
歳差運動(プリセッション)の影響を受けている。
内部に入った食物を複雑な生化学反応を通過させて
外部に排出されるシステムはその複雑さと厳密さを感じさせない。
自然は水を気体、液体、固体に分離しても
それらを整数比的に極めて論理的に再結合させるから、
反応に関わる元素数は増えも減りもしない。
自然の非同時的な内部と外部は不可視だ。
SYNERGETICS RBF 1975 RBF 1975
Universe as “A Minimum of Two Pictures”: Evolution as a transformation of nonsimultaneous events