日別アーカイブ: 2019年5月6日

バックミンスター・フラーの最初の発見と発明

テンセグリティを知らぬまま、
ロックンロールを聴きながら
幾何学や3DCADをやるなんて、
ましてジオデシック構造をデザインするなんて
無駄なことだ。
フラーの最初の発見と発明である
テンセグリティ原理とその構造を
遺伝子レベルで共鳴できないなら、
非共鳴型の学校に行くしかないだろう。

飛行中のコウモリは、風に共鳴するテンセグリティ翼を採用するために
毛細血管はテンションネットワークを形成する。

最後のバックパック

自動気象のテクノロジーは
より小さく軽量になっている。
モバイルシェルターは
最後のバックパックになるにちがいない。
裏庭はますます大きくなる。
裏庭から出かける必要がますますなくなるから。
バックパックはもはや背負うのではなく
友人や家族と長期に居住するテンセグリティ空間だ。

モバイル・テンセグリティシェルター 2008 
シナジェティクス研究所 制作 構造デザイン 梶川 泰司

最後のバックパックはインドアへのトリムタブ

大気圏外宇宙への移住には
水と食料とエネルギー、そして住居を安全に確保する
テクノロジーが必要になる。
一方、最後のバックパックによって
裏庭がもっとも身近な小さな惑星になる。
富裕層がこの小さな裏庭の「宇宙の富」を見捨てた時、
アウトドアはもっとも高価で危険な大気圏外に移行したのだ。
最後のバックパックはインドアへのトリムタブだ。

世界初のプロトタイプ
モバイル・テンセグリティシェルター 2008
直径6.5m 重量30kg 構造材はすべてカーボン製
シナジェティクス研究所 制作 構造デザイン 梶川 泰司

シナジェティクス編集者アップル・ホワイト

シナジェティクス大全1,2の編集を
半世紀間も従事したアップルホワイト氏は
今後150年続くと考えていた。
彼がカリフォルニアでの
私のシナジェティクスワークショップに参加した時、
その朝食会で聞いた最後の編集後記だった。
以後30年間、私はシナジェティクス3に着手している。

SYNERGETICS RBF 1975
Duo-Tet Star Polyhedron Defines Vector Equilibrium Involvement Domain

A Note on Collaboration
The discoveries, concepts, vocabulary, phraseology-every word- and entire writing style of this book originate exclusively in the mind of R. Buckminster Fuller. My role has been strictly editorial: identifying, sorting out, and organizing the presentation of five decades of Fuller’s thinking, continually confronting the author with himself.
E. J. A.

R.B.フラーの1949年の歴史的テンセグリティモデルの再現 

シナジェティクスをこれから学習する人は
テンセグリティで必ず足止めを食らうだろう。
テンセグリティはまだ成熟期に達してなかったからだ。
それゆえにケネス・スネルソンのように
テンセグリティの起源をパクり始めるのだ。
それはシナジェティクスの学習にとって破壊的だ。

バックミンスター・フラーの1949年の
歴史的テンセグリティモデルの再現 
制作 シナジェティクス研究所 梶川 泰司 2005