間違いを禁じる規範について

「権力構造が間違いを禁じたことが、隠蔽工作や自己欺瞞、利己主義、
偽装、偽善、倫理的規約、合法的な立法化または合法的な抜け道、
そして利己主義による経済的報酬といったものを助長してきたのである。」
『クリティカル・パス』バックミンスター・フラー(白陽社) 1981
こうして人間にとって過最大の問題、
すなわち「超国家的な企業による権力構造と手に負えないほど
腐敗した権力に対して何ができるか」という問題に直面している。

権力構造は資本主義と共産主義という左右対称性のシンメトリーを維持してきた。
左右対称性は自然の反対称性を含まない。

「対称性の破れ Broken Symmetry」 1989
シナジェティクス研究所 梶川 泰司