川沿いの隠れ家

大工も左官屋も死んだ後のヒロシマは
瓦礫の中のバラックからサバイバルが始まった。
星々が見えなくなるほど川面を照らす炎が好きだ。
人々の群れが町になるまで、
川沿いの隠れ家で釣りと流木の焚火の日々だった。
あの頃、バックミンスター・フラーは
裏庭でテンセグリティを発見していたのだ。

SYNERGETICS RBF 1975