月別アーカイブ: 2019年10月

格差システムは細分化された独占から生まれる

ラーメン屋のためのラーメン屋、
学習塾のための学習塾、
保険屋のための保険、
探偵屋のための探偵、
政治家のための政治、
コンサルタントのためのコンサルタントから
遂に金で金を稼ぐシステムに到達する。
働かない富裕層のために何もしない目的を維持できる富裕層は
日本人口の3%の360万人。
既に産業は格差システムに支配された。
格差システムは細分化された独占から生まれる。

格差システムはこのような平面を形成しない。
格差システムは時間を含む4次元にある。

千曲川

千曲川(信濃川)は全長367km。
その源流から鳥瞰すれば
沿岸部に達するまでより曲がろうとしている。
自然は高低差が少ない断層を選択して
より長距離の分水嶺を形成した。
自然には重力に従った選択権がある。

分水嶺

sinano

アジアの高床式住居に水害はない

台風は太平洋の海水の上昇した温度エネルギーが供給されるかぎり、
より巨大化するプロセスに入る。
日本列島付近の偏西風との衝突によって
台風の左回転の運動エネルギーにブレーキがかかり始める時、
徐々に沿岸都市との摩擦などにより渦運動が弱まっていくが
海から陸に突入することで
巨大化するための供給源を絶たれるのである。

沿岸部に密集した凹凸コンクリート都市は
地表との摩擦エネルギーを最大化できるが、
防波堤が決壊すれば短時間に水没するデザインだ。

分水嶺から流れる水がしばしば沿岸部を覆う時でさえ、
アジアの高床式住居に水害はない。

アジア全域の高床式住居のデザインは、長い両岸の堤防の建造費よりも
無数の高床式を建造する方が安全で経済的だから持続してきた。

自然のエネルギー収支システム

自然は台風で河川が氾濫した時、
川の長さと幅を雨と風のピークでデザインする。
転調や移調を自由に行うその技法が
自然災害と定義されるかぎり
護岸の土木工事の予算と期間は無限化する。
自然のエネルギー収支システムに矛盾と災害は発生しない。

南半球では地球の自転は右向きとなるので台風の渦は右巻きとなる。
その規模は台風19号と変わらない。

存在の外部化

自分を信じて最善を尽くす。そして奇蹟を祈る。
これは自己愛が招く終止符のない混乱と矛盾のゲームだ。
自分を宇宙から見ない限り存在の外部化はない。
プランクトン藻類は奇跡を信じる代わりに
自然の数学システムを選択して
自律的な正12面体シェルターを
一億年前にデザインしている。

5回対称の石灰質のシェルターを形成する
単細胞の沿岸植物プランクトン藻が
生きているときはこのシェルターはほぼ透明になる。

http://www.mikrotax.org/Nannotax3/index.php?dir=Coccolithophores%2FNannolith+families+inc+sed%2FBraarudosphaeraceae%2FBraarudosphaera%2FBraarudosphaera+bigelowii

パイナップルはモジュールから構成されている

他者の経験の複製には動機は除外される。
最初の経験こそは科学を成立させる原素材である。
経験から秩序を見いだすために
絶えずその原素材に回帰する時、
科学を教育することは困難になる。
科学は原型の発見以外その複製は許されない。
科学が原理の無限性を否定できないかぎり。

パイナップルはタバコモザイクウイルスと同様に
螺旋体用のモジュールから構成されている。

他者の経験の複製には動機が除外される

他者の経験の複製には動機は除外される。
最初の経験こそは科学を成立させる原素材である。
経験から秩序を見いだすために
絶えずその原素材に回帰する時、
科学を教育することは困難になる。
科学は原型の発見以外その複製は許されない。
科学が原理の無限性を否定できないかぎり。

パイナップルはタバコモザイクウイルスと同様に
螺旋体用のモジュールから構成されている。

テンセグリティ構造はフォールディング可能

この10年間の最高のシナジェティクスの発見は
まだ論文にしていない。
最高傑作のテンセグリティを制作してその内部で書くからだ。
好きな風景に移動しながら生活するための最小限モジュールは
タンパク質のようにフォールディング可能だ。
テンセグリティ構造は成長できる。

SYNERGETICS RBF 1975
jitterbug model

テンセグリティシェルタープロトタイプ シナジェティクス研究所 2008年制作

動機なき個性への鋳型

他人とは違った人間になるために
知識を他人と異なるように蓄積する。
動機のないまま
他人とは違った人間になる方法に没頭すればするほど、
個性は社会が作り出す見えない鋳型になる。
生成される中身はどれも驚くほど同型である。
思考方法を壊す思考はその鋳型からは生まれない。

遺伝子DNAの左勝手と右勝手は向きは鏡像であるが同型ではない。
それらの見えない鋳型も同型ではない。
自然の鋳型は非鏡像的である。

『シナジェティクス』のハイパー言語 R.B.フラー

シナジェティクスはすべてプロットから成り立っている。
原理の発見ごとに各章は破壊され続ける。
遂に、第2巻が第1巻の続きではなく、
シンタックスを自在に編み出すハイパー言語が最初に開発された。
思考を声にする時、
その言語による内部からの自発的誘導が
自然の生成システムに接近し始めたのだ。

SYNERGETICS RBF 1975