月別アーカイブ: 2019年11月

強欲なシステムの犯罪

3.11以後、両親たちが何を食べてきたか以上に、
包囲された学生を救出する市民戦争によって、
生き方を変えれば何処に住みたいかが
子どもたちに見えはじめた時、
日本政府は、温存した芸能ネタや
IPS細胞の研究開発の打ち切りで
強欲なシステムの犯罪の隠蔽に明け暮れる。

すべての人為的構造は黄昏れる。

第2の天安門

医師も看護師も救急隊も拘束された香港は
もはや暴動ではない。
同時中継される第2の天安門事件である。
包囲して、無数に分断して、
移動する舞台裏で
非同時的に殲滅する方法は、
内部が外部と切断される局所戦争の極みだ。
その内部で反権力のために遺書を書く人々が居る。

シナジェティクスでは、内部と外部は相補的な存在である。
Fig. 455.20 The 10 great circles of the Icosahedron Constructed from 10 folded units
(5 positive units + 5 negative units).

包囲して、無数に分断して、内部を非同時的に殲滅する方法

医師も看護師も救急隊も拘束された香港は
もはや暴動ではない。
同時中継される第2の天安門事件である。
包囲して、無数に分断して、
移動する舞台裏で
非同時的に殲滅する方法は、
内部が外部と切断される局所戦争の極みだ。

包囲された香港理工大に居残る学生

地球温暖化説の終焉(There is no climate emergency)

化石燃料による温暖化で人類は滅亡する。
この温暖温暖化人為説を推進する科学者は
自然災害を回避するテクノロジーに関与しない。
温暖化人為説でデータの歪曲捏造を主導するのは
科学者でなく政治勢力だ。
気候変動の危機説も、食料・エネルギーの欠乏説と同様、
不安と無知を拡大する新たな方法だ。
不安と無知は、今でも「分断と征服」を効果的に推進できるからだ。

「温暖化対策を含めた環境運動は、新興宗教としか思えません。
なにせ非科学のきわみですから。」
(「ガイア仮説」以後のジェームズ・ラブロックへのインタビューから)

南極大陸の氷は増加している。NASA

テンセグリティはモバイル生活器の元型

バックミンスターフラー研究所の
60トンものクロノファイルを検証した時、
驚くことに、テンセグリティ概念の発見とそのモデルに
ケネス・スネルソンはまったく関与していない事実が分かった。
彼がフラー独自のテンセグリティ概念を使用したこと以上に
その原理を構造として開発していないのだ。
つまり、美的価値に絶えず惹かれて
古典的表現様式へ固執する行為こそ
反シナジェティクスであり、
シナジェティクスの発展に貢献したとは考えにくい。

スネルソンが自分芸術作品に対して、
フラーのテンセグリティ以外の名称を考案していない事実は、
独創的な表現様式へ固執する行為にも反する。

テンセグリティ構造は、人類のためのモバイル生活器である。
展開型テンセグリティ構造 直径11mの縮小モデル図面  
制作 シナジェティクス研究所 梶川 泰司
バックミンスター・フラー生誕100年祭 1995 ニューヨークで展示

「基礎と応用」という自然に対する最初の細分化

失敗というドン詰まりの繰り返しの過程にこそ
予測できない発見が待ち伏せしている科学史が存在する。
「失敗の神秘」を遠ざける「失敗を繰り返さない勉強」の教育的支配が
「基礎と応用」という自然に対する細分化を生む。

宇宙で最も豊富な水素原子が他の原子の基礎ではないように
どんな部分からも全体を推測しないシナジェティクスに
「基礎と応用」は存在しない。

この木の根は、すでに自然を細分化した専門性の概念から形成されている。
この図は「自然の木」を意味しない、ただのツリー構造だ。
http://www.appchem.t.u-tokyo.ac.jp/kyouyou.html

「失敗の神秘」を遠ざける「失敗を繰り返さない勉強法」

修士号を取得して実社会に飛び込む学生に
革新的アイデアは思いつけないので
劇的アイデアの源を専門を勉強した大学院生に期待する理由が
斬新なアイデアを思いつく
自由と失敗を繰り返さないための勉強にある場合、
「失敗を繰り返さない勉強」と「自由」という関係が
すでの科学的に哲学的に間違っている。

右勝手の遺伝子は左勝手の失敗作ではない。
人間の手のような鏡像の相互作用から生まれない。

「一を識り十を観る」

「一を聞いて十を知る」は知識欲からの学習方法に終わる。
「一を識り十を観る」は、
経験から誘導される直観と想像力がなければ到達できない
抽象性ではなく、具体性なのである。
「一を識り十を観る」は、
観察に依存しない「存在の見立て」であり、
抽象性に置き換える誤謬からの脱却に始まる。

SYNERGETICS RBF 1975
Fig. 608.01 Instability of Six Vectors Except as Tetrahedron:
The alternate consequences of six vectored configurations.
Only the tetrahedron is fully stable. It is synergetic.

飛行するテトラヒリックス(Tetrahelix)

鳥の翼の左右に分断された飛行軌跡(下図の連続写真)を
さらに統合すると、
2重の螺旋体(Double-Helix)を描いていることが分かる。
この螺旋体は円筒に内接し、
円筒上に位置する隣り合う連続する2点間距離は最短になる。
鳥は飛行エネルギーを最小限にする方法を数学的に確立している。
さらに、この2重の螺旋体は
3重螺旋体の総三角形化された
テトラヒリックスの構造の一部を再生している。
鳥が飛行する4次元軌跡は、正4面体が生成する。

ナショナルジオグラフ PHOTOGRAPH BY XAVI BOU
https://wired.jp/2016/09/09/xavi-bou-ornitographies/#galleryimage_236905-1199_5


SYNERGETICS RBF 1975
The tetrahelix: a helical array of triple-bonded tetrahedra.

自己を模倣しないシナジェティクス

ベクトル平衡体の発見は
ジターバッグの発見よりも17年も先行し、
テンセグリティの発見は
ジオデシックスの球面分割理論とその実践よりも22年先行した。
原理の相互関係の理解の順序は重要でないが、
シナジェティクスの起源には無数の驚くべき事実がある。
シナジーによって未知を内包していくシナジェティクスは
発見・発明における自己を模倣しない
R.B.フラーの「Total thinking」によって半世紀間も練り上げられた。

SYNERGETICS RBF 1975
Fig. 413.01 Vector Equilibrium:
Omnidirectional Closest Packing Around a Nucleus: