ウイルスは「未知」を含む「自然」の定義を拡張する

コミュニケーションにおける「未知」とは
「記号−意味」化された情報の不在だけを扱うが、
意味を考慮に入れない符号さえも存在しない領域は
「無」として扱われてきた。
「未知」とはこの「無」を含む。
シナジェティクスによる「自然」の定義は
この「未知」と「宇宙」をも含む。

ウイルスは「未知」を含む「自然」の定義を拡張するが、
政治経済システムは「未知」を排除して成立する。

テンセグリティシステムを採用するウイルスは、遺伝子の解析を除けば、
生物構造学では未知の存在である。そのトゲの機能さえ未知である。