生存への直観

学校が再開されることを望む両親の意見は想像できるが、
こどもまでそれを望んでいることが理解できない。
こどもの「学校へ行くほど、バカになる」生存への直観は
どこへいったのだろうか。
裏庭の福寿草は、朝夕太陽光に応じて開閉する。
その理由をこどもが発見する前に、
彼らは花弁を使って太陽光を花の中心に集め、
その幾重にも重なった花弁の保熱システムで
昆虫を誘引している宇宙は、学校から分断されている。

福寿草の花弁の保熱システム
昼となく夜となく、遠赤外線を放射する。