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シナジェティクス研究所のオリジナル教材

テンセグリティとは、
システム自らが構造の破壊を回避するために
圧縮材のみからなる連続性を自己放棄し
純粋な相補的な圧縮力と張力の相互作用を
はじめて視覚化した真の構造である。

破壊の危険性を回避可能な唯一の方法は
圧縮材を互いに不連続にするという発見にあった。

互いに連続する張力的結合によって形成される
放射力と重力との動的な均衡状態から
これまでの力学概念では記述できない「柔軟な強度」が生まれてくる。

絶えず振動するテンセグリティ構造は
「角度と振動数」から形成されている。

30-struts Tensegrity
90-struts Tensegrity
120-struts Tensegrity
https://www.tensegrity.jp/items/9185361

テンセグリティは、最適化された構成要素が互い合流した状態

圧縮材のみのエンジニアリングから柔軟な強度は生まれなかった。
テンセグリティは、最適化された構成要素が互い合流した状態にある。

この木製丸棒の素材からは、この分割数でほぼモデリングの限界に達している。
張力材の限界からではない。

270-struts Tensegrity model

世界にはある場所にしか生まれないものがある。
1981年の最晩年のバックミンスター・フラー研究所には
美しい270本のテンセグリティがあった。
その数学的無限性の物質化が私のスタジオで再現された。
シナジェティクスとデザインサイエンスが合流する場所に。

カーボン張力材による共鳴テンセグリティ900g 直径90cm