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隔てるデザイン

自由な個人を
互いに隔離するための
<壁と床>で隔てるデザインよりも
急流で隔たった谷間を張力的力学の<橋>で引き合わせる
行為がデザインサイエンスである。

対話させない社会の
無数の<壁と床>を破壊する行為よりも
簡単ではないデザインにちがいない。

構造と意味

シナジー作用に遭遇したとき
その超越論的機能において、
経験と意味作用に発生する無数の新たな相互作用を
現実にいかに変換するかにおいて
シナジェティクスは
日常的経験の意味を捉え直そうとする
あるいは
日常的経験の構造を破壊しようとする
自己のテクノロジーでもある。

地球寒冷化の予測

構造がその原理をむき出しにするのは
もはや経済や戦争の危機的情況下にではなく
生命が死と直面する劇的な自然変動の側においてである。

地球寒冷化に耐えられるどんなインフラも
都市には存在しない。
(南極基地では雪を石油エネルギーで溶かして
飲料水にしなければ生存できない)

不連続性

主観性=自己投影される自己の意識において
個人が自己と他者性とで保つ諸関係は
実は構造ではないのかという問いかけから
テンセグリティを理解しないのだろうか。

自己の動的均衡のために
なぜ圧縮材が不連続であり続けるかを
問いかける必要があっただろうか。

モデル言語は、形態(form)には存在しない。

純粋なレイマン(complete layman)

あらゆる視点から
実現可能な方法を
時間とエネルギーと素材コストから
包括的に思考し、最良の形態とシステムを判断できる人は
専門家ではない。
レイマンしか可能ではないのだ。

つまり、プライムデザイナーは
もっとも純粋なレイマン(complete layman)である。
レイマンとは素人のことである。

21世紀の自動車も飛行機も
シェルターも
この希有なレイマンしかデザインできないのである。

宇宙開発

宇宙パイロットを英雄化する習慣のある
双方のイデオロギー指導者たちを警戒すべきだったと
人々が回顧する前に
太陽系で生存するための包括的テクノロジーはすでに完成している。

宇宙に外部と内部は存在しない。
大気圏内の宇宙開発を成功させのは
宇宙エコロジーを支える微生物群である。

<宇宙とは自己を含むすべて>RBF

非戦闘員

国家の防衛ために戦争を仕掛けるのではない。
非戦闘員が生き残ることを名目にしてなされるのだ。

自らが生き残るための人道性を名目として
核の傘の中で互いに被曝しあうように
すでに訓練されているのだ。

張力機能

構造力学がテンセグリティについて
張力が果たす真の機能を語りうることはないだろう。

なぜなら、テンセグリティの真理を保留しているのは
建築という重要な部分を支配する方法だからである。

デザインサイエンスのプロトタイプ

それは構造を分析することでも、その分析の基礎を構築することでもない。
デザインサイエンスの目的は、構造とパターンにおいて
人間が空間に服従化されている
様々な空間様式についての歴史から
数学的に科学的に、そして心理的に離脱することであった。

モバイル・テンセグリティシェルターを自らデザインし、
プロトタイプを製作し、
そして複製化可能な製品化へのプロセスは
そのもっとも効果的な手段を形成する。

個人化のための空間形成によって
主体化を矯正するこれまでの空間産業化が存続できないように。

デザインサイエンスのプロトタイプとは
国家とそれに結び付けられた
都市集合型の個人化の企てから解放する概念の母型を物質化する
包括的な行為である。

そして最軽量化された構造こそ
原理とその発見によって
もっとも非物質化された構造とパターンを内在しているのである。

5年を経過したデザインサイエンスプロジェクトは
いよいよ原寸大のモジュール製作に移行する。