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5回対称の朝顔の花弁は左向きに美しく展開する。

青い朝顔には瞬時に開花するタイプがある。
その瞬間をハイスピードカメラで捉える前に、
私は捩れのあるつぼみの回転の向きに魅せられた。
つぼみは左右の開閉を繰り返す螺旋構造だ。
5回対称の花弁は
太陽と共に飛び交うミツバチを誘導するために
左向きに美しく展開する。
青い朝顔は「短い愛」に生きる。

バラック・テンセグリティシェルター その元型モデルの発見 1995
シナジェティクス研究所 展開型の構造デザイン 梶川 泰司 + 嶋 あゆ子

大気圏と共鳴しながら移動できるバラック・テンセグリティ

風と共鳴するテンセグリティもあるが、
窓側に置かれたアブノックスなテンセグリティオブジェもある。
雨や風、そして雪を内部から感じながら
大地から自律する半球テンセグリティ原理を
応用した量産のための原型デザイン
つまり、最新の安価な素材から成るセルフビルドの
バラック・テンセグリティの原型がついに完成した。
大気圏と共鳴しながら移動する空間以上に
安全で経済的なサバイバルがあるだろうか。

バラック・テンセグリティシェルターの元型モデル(直径6.5m、全重量30kg)
シナジェティクス研究所 デザイン 梶川 泰司  2007
この原型モデルの組立の現場(スパイラル・青山)には、
ショージ・サダオ氏は2度も立ち会った。

生活器を構成するモジュールを同型にデザインする

プランクトンが生成する空間もしばしば固体的に見える。
しかし、彼らは水中からすべての資源を再生できる。
人間は自律的に大地からすべての資源を再生して
自らの生活器を再生できない。

プランクトンは自らの生活器を構成するモジュールを
同型にデザインできる。
理論的には他の仲間と部品交換できる。

飛行するテトラヒリックス(Tetrahelix)

鳥の翼の左右に分断された飛行軌跡(下図の連続写真)を
さらに統合すると、
2重の螺旋体(Double-Helix)を描いていることが分かる。
この螺旋体は円筒に内接し、
円筒上に位置する隣り合う連続する2点間距離は最短になる。
鳥は飛行エネルギーを最小限にする方法を数学的に確立している。
さらに、この2重の螺旋体は
3重螺旋体の総三角形化された
テトラヒリックスの構造の一部を再生している。
鳥が飛行する4次元軌跡は、正4面体が生成する。

ナショナルジオグラフ PHOTOGRAPH BY XAVI BOU
https://wired.jp/2016/09/09/xavi-bou-ornitographies/#galleryimage_236905-1199_5


SYNERGETICS RBF 1975
The tetrahelix: a helical array of triple-bonded tetrahedra.

反アインシュタイン的宇宙観

この無限宇宙観の最大の欠点は、光速度を越えて移動する視点自体が、
相対性原理を無視したSF的な視覚操作にある。
真の仮想現実は遠隔技術の実用性にある。
現代の無限宇宙観は虚無観との反対称性にある。

落下した林檎は地表で発酵して小さな林檎酒になる

桃源郷で自生する林檎のように
自然農の林檎も腐敗しない。
同じ理由で自生する柿も桃も腐敗しない。
もし自然の林檎が腐敗するなら、
果実のなかの種子は他の場所で発芽しなかっただろう。
強風で落下した林檎は
地表で発酵して球状にパッケージされた
小さな林檎酒になるのだ。
自然発酵には消毒済みの瓶は不要だ。

落下した林檎はその場所で小さな林檎酒になる

もっとも経済的な除染装置

周期的な巨大台風が再循環させる
バイオスフィアの膨大な大気と雨水は、
地下と地上に生成し蓄積された放射性物質を
掘り起こし、洗い流し、攪乱し、
より広範囲に拡散し再浸透させる
もっとも経済的な除染装置となり得た。
有限なウラン元素の破壊ビジネスの
永遠性を望む人々にとって。

台風19号、20号、21号による放射線量の周期的な増加を示す
東京都の放射線量統合グラフ
http://new.atmc.jp/prefs.cgi?pref=13&mode=

焚火が人間の脳波を瞬時に変える

家族で食事や旅行しても
家族で焚火を一生しない人類が増えている。
650万年の人類史の99%は
焚火で食事しながら移動していた。
焚火が人間の脳波を瞬時に変えるのは
洞窟から見る夜空の星々への記憶にある。
裏庭のテンセグリティシェルターは
銀河系洞窟への入口である。

洞窟の元型

格差システムは細分化された独占から生まれる

ラーメン屋のためのラーメン屋、
学習塾のための学習塾、
保険屋のための保険、
探偵屋のための探偵、
政治家のための政治、
コンサルタントのためのコンサルタントから
遂に金で金を稼ぐシステムに到達する。
働かない富裕層のために何もしない目的を維持できる富裕層は
日本人口の3%の360万人。
既に産業は格差システムに支配された。
格差システムは細分化された独占から生まれる。

格差システムはこのような平面を形成しない。
格差システムは時間を含む4次元にある。

千曲川

千曲川(信濃川)は全長367km。
その源流から鳥瞰すれば
沿岸部に達するまでより曲がろうとしている。
自然は高低差が少ない断層を選択して
より長距離の分水嶺を形成した。
自然には重力に従った選択権がある。

分水嶺

sinano