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5回対称性の無限性は準結晶にある

2006のサッカーボールの製造方法の革命以後、
5角形と6角形からなる球面分割の対称性は
色彩パターンの配置に反映されなくなった。

これまでの構造の基本モジュールに依存しなくとも
6枚の同型パネルの構成は完全な非対称性の色彩パターンさえも実現するだろう。
2016年幾何学上もっとも重要な5回対称性と4回対称性が
共存する構造とパターンの純粋さが採用された。
アシンメトリーが局所的なシンメトリーとして統合される構造とパターンとして。
しかし、2018の非対称性サッカーボールからは、
配置パターンを無限化させるビジネスの手法に見える。
純粋な5回対称性の無限性は準結晶にある。

6枚の同型パネルデザインでボールの縫い目を熱で接合した完全ウォータープルーフ。

本邦初・完全版『コズモグラフィー』

シナジェティクスは構造デザインの手段ではなく
宇宙起源論の過程にある思考の幾何学である。
テンセグリティが観察から発見されなかった科学的方法を
編み出した後フラーレンが発見された。
フラーレーンから細胞や放散虫の構造までを一般化する方法は
数学や生物学にはなかった。



『コズモグラフィー シナジェティクス原論』 白揚社 (2007/9/1)
バックミンスターフラー 著 梶川泰司 訳

ネクスト・エッシャー再考

エッシャーはだまし絵作家として長く誤解されていた。
エッシャーは、人々を騙したのではなく、観察者の脳を騙したのである。
私が観察者の脳を騙すための超遠近法の理論を発表した後、
エッシャー研究はまだ一般化できない錯視現象の発見に夢中になったように見える。

私は、結晶学的な3つの操作「並進」「回転」「鏡像反転」を組み合わせた
「超遠近法」という概念を発見した。
この超遠近法は、エッシャーの卓越した技法とは異なっていたが
<不可能な図形>を科学的に生成するための
ネクスト・エッシャーへの原型となった。

シナジェティクスによる表裏という3次元の回転対称性の発見は、
エッシャーにおいては、2次元でのシンメトリーを生成し、
同時に混乱を与える技法の一つであった。

☆「超遠近法で解くエッシャーの秘密」梶川泰司 日経サイエンス 2007年1月号
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0701/escher.html
☆「Next Escher」シナジェティクス研究所 制作 2006
http://synergetics.jp/escher/index.html
注 Flash PlayerでPCからのみ再生 

曲率と屈折率

カーボン材やアルミパイプを一定の曲率で曲げて
物質の表面に張力を誘導する技法とその構造がある。
それは可視光線をプリズムで屈折させて
赤、黄、緑、青、紫に連続してきれいに分離する操作と変わらない。
光の波長によって屈折率が異なるように
テンセグリティの直径によって
圧縮材の曲率と振動数は可変する。
圧縮材は直線的とは限らない。

SYNERGETICS RBF 1975

超遠近法で解くエッシャーの秘密

私は結晶学的な3つの操作「並進」「回転」「鏡像反転」を組み合わせた
「超遠近法」という概念を生み出した。
『滝』や『物見の塔』などの作品に対して超遠近法の操作を行うことで
不可能な構造を可能な構造へと転換することができる。

PCからのみアニメーションが再生可能
http://synergetics.jp/escher/index.html

『退屈な上昇と下降』2006 制作 シナジェティクス研究所 梶川泰司 
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0701/escher.html

消しゴム人間(Eraserhead)

文書の改ざんや哀れな茶番インタビューなどは、
消しゴム人間(Eraserhead)の仕事である。
真実をもてあそぶ仕事で生計を立てる危険性は
医学的な研究対象になるだろう。
彼らは何を食べてもとても臭いから。

『イレイザーヘッド』(Eraserhead)は、1977年のアメリカ映画 デヴィッド・リンチ

思考するシナジェティクス

観察する行為が観察される対象を変えるように、
グランチを研究すると歴史が変わるように、
自然を研究し自然を発見すると自然が変わるように、
シナジェティクスは思考自体を変える。
そしてシナジェティクスは
思考を変えるシナジェティクスモデルを発見する。

SYNERGETICS RBF 1975
Tetrahedral Analysis of Plato’s Triad

誠実な清々しさ

テンセグリティの誠実な清々しさ(integrity)は
多面体のように面や連続したフレームで囲まれたり
内部が詰まった固体ではないからか。
互いに充填されなくとも
非接触で繊細に振動し続けるネットワークで
より安定するふるまいに、
無意識ににじり寄っていくのは
まだ存在がテンセグリティ化されていない
群れにいるからか。

SYNERGETICS RBF 1975
テンセグリティのふるまい

設計図とプロトタイプ

概念的な思考は系統的であるが、つねに部分的で不完全である。
しばしば偏愛的な段階と細部を含む。
設計図とプロトタイプとの違いは圧倒的である。
真の機能は図面化できないほど互いに重なり合っている。

統合的な思考はプロトタイプにある。
原理はプロトタイプと共振する。