グランチ」カテゴリーアーカイブ

災害の規模と場所と時間を予想できるテクノロジー

非常災害が発生する前に
災害の規模と場所と時間を予想できるテクノロジーがある。
災害が発生した後に対策本部を設置し自衛隊を派遣して
ヘリやゴムボートで被災者を2日間以上も掛けて救出する前に、
川が氾濫し決壊が予想される流域全体に
ゴムボートと水と食料、エネルギーを配備する方が
確実に経済的で安全である。

船外機が装着できる4人乗りゴムボート

アジアの高床式住居に水害はない

台風は太平洋の海水の上昇した温度エネルギーが供給されるかぎり、
より巨大化するプロセスに入る。
日本列島付近の偏西風との衝突によって
台風の左回転の運動エネルギーにブレーキがかかり始める時、
徐々に沿岸都市との摩擦などにより渦運動が弱まっていくが
海から陸に突入することで
巨大化するための供給源を絶たれるのである。

沿岸部に密集した凹凸コンクリート都市は
地表との摩擦エネルギーを最大化できるが、
防波堤が決壊すれば短時間に水没するデザインだ。

分水嶺から流れる水がしばしば沿岸部を覆う時でさえ、
アジアの高床式住居に水害はない。

アジア全域の高床式住居のデザインは、長い両岸の堤防の建造費よりも
無数の高床式を建造する方が安全で経済的だから持続してきた。

存在の外部化

自分を信じて最善を尽くす。そして奇蹟を祈る。
これは自己愛が招く終止符のない混乱と矛盾のゲームだ。
自分を宇宙から見ない限り存在の外部化はない。
プランクトン藻類は奇跡を信じる代わりに
自然の数学システムを選択して
自律的な正12面体シェルターを
一億年前にデザインしている。

5回対称の石灰質のシェルターを形成する
単細胞の沿岸植物プランクトン藻が
生きているときはこのシェルターはほぼ透明になる。

http://www.mikrotax.org/Nannotax3/index.php?dir=Coccolithophores%2FNannolith+families+inc+sed%2FBraarudosphaeraceae%2FBraarudosphaera%2FBraarudosphaera+bigelowii

テンセグリティ構造はフォールディング可能

この10年間の最高のシナジェティクスの発見は
まだ論文にしていない。
最高傑作のテンセグリティを制作してその内部で書くからだ。
好きな風景に移動しながら生活するための最小限モジュールは
タンパク質のようにフォールディング可能だ。
テンセグリティ構造は成長できる。

SYNERGETICS RBF 1975
jitterbug model

テンセグリティシェルタープロトタイプ シナジェティクス研究所 2008年制作

動機なき個性への鋳型

他人とは違った人間になるために
知識を他人と異なるように蓄積する。
動機のないまま
他人とは違った人間になる方法に没頭すればするほど、
個性は社会が作り出す見えない鋳型になる。
生成される中身はどれも驚くほど同型である。
思考方法を壊す思考はその鋳型からは生まれない。

遺伝子DNAの左勝手と右勝手は向きは鏡像であるが同型ではない。
それらの見えない鋳型も同型ではない。
自然の鋳型は非鏡像的である。

スープの方が短時間で沸騰する(鉛直対流)

鍋で一定量の水を沸騰させる時間よりも
豆類などの具材を入れた同量のスープの方が短時間で沸騰する。
鍋底から沸騰して全体は十分な温度に達しない。
具材が対流を妨げて具材の隙間の水から沸騰する原理から、
小石を並べて同量の水を沸騰させれば
乱流による熱の輸送量は大きくなる。

豆スープによる鉛直対流の加速

より重要な部分が完全消滅したテンセグリティ

より重要な部分がより尊敬される教育システムがある。
すべての危機はより重要な部分を
専門家に委任した社会構造が引き起こしている。
より大きな組織にはより小さな知性しか宿らない。
より重要な部分が完全消滅したテンセグリティは
つねに振動している不連続な連続体の知性だ。

電子や放射線、原子核衝突、宇宙線の無数の振動は霧箱から証明できる
霧の中に荷電粒子や放射線を入射させると気体分子のイオン化が発生する

不連続の連続

群れから不連続な存在には愛はなく
連続化する群れには恐怖がある。
不連続の連続化に出会うための
自発的精神が担う単独者による探査方法こそが
テンセグリティの発見に他ならない。
分断されない一つの全体は
いかなる理想や信念からも予測できない。

共鳴テンセグリティモデル

生活の陽炎化

質素に生きる自由よりも
格差生活に幽閉するシステム自体が
不可視になりつつある。
質素に生きる場所が汚染され
質素に生きる手段も奪われた時から、
生存をかけた戦いが
至る所で始まるその現実さえも
フェードアウトし始めている。
生活の陽炎化は
人々の言葉や食物にまで及んでいる。

秋風は夕日よりも遅れてやって来る

幾何学の起源は測量技術にはない

原子核や電子は点ではなかった。
点、線、面は実際には発見されていないが、
誰もが対象化できると信じている。
幾何学はその3つの視覚的経験から成り立っている。
幾何学の起源は測量技術にはない。
測量技術は税収奪の手段にすぎない。
その起源は閉じた球体の表面を
星の配置で移動するための海洋ナビゲーションだ。

SYNERGETICS RBF 地球を覆う最大の三角形