グランチ」カテゴリーアーカイブ

自然の構造

権力構造は黄昏の短命さ以外、自然を模倣しなかった。
構造の定義はテンセグリティが発見されるまで存在しなかった。
自然にはテンセグリティ以外の構造は存在しない。
細胞テンセグリティは圧縮材も張力材もタンパク質から生成されていた。
最軽量のテンセグリティは圧縮材も張力材も炭素繊維から構成される。
炭素は正4面体構造である。
これ以上のモジュールによる構造の単純化は存在しない。

地球に含まれる全炭素量はほぼ一定である。
炭素は正4面体構造である。

そのモジュールはダイヤモンド、グラファイト、フラーレン、カーボンナノチューブに変換される。

Think global, Act local.

行動によって、人間はより包括的に学ぶことができる、
Think global, Act localは権力構造が作り出した分割思考であり
分割して支配するための分業システムの表れである。
Think global, Act localは、
ローマクラブのミレニアムの命令形の標語として世界中に拡散した。
グローバリズムは、Think global, Act localと表裏一体で成長した概念である。
それは専門分化による経済支配の最終段階を意味している。

完全な抽象性

すべての政治学、経済学、経営学、組織論、
そしてそれらを権力構造に結びつけることで
人間性が形成され続けている。
考案されたそれらの諸機能から離脱する学問は教育されない。
すべての機能は先験的に存在する現実、つまり
宇宙との相互作用は完全な抽象性に置かれている。

ナーガ(NAGA)再考

那覇(NAHA)とは、
ノア(NOAH)であり、ナーガ(NAGA)である。
————–バックミンスター・フラーの1982年の講義
那覇が変われば、日本がかわる。
それをアメリカ海軍(NA-vi-GA-tion)がもっとも怖れてきたことである。
那覇は、バイオスフィアを航海,航空,航行する時の
浮かぶ永遠のマイルストーンである。

那覇=完全な機能の具現化(再考)

Think globally, Act locallyは、
バックミンスター・フラーの思想の破壊工作として
私以外のフラーの研究者・翻訳者によって組織的に捏造されてきたが、
人類を加速度的に発展させてきたのは、遠隔技術であり遠隔操作である。

つまり、「完全な機能の具現化(RBF)」のためのテクノロジーである。
(例えば、共産主義に対抗する軍事的遠隔操作として、
アメリカ海軍の最重要な遠隔基地=那覇がある。武器の極東修理センターは横須賀基地。)

Think globally, Act locallyの起源は、
グランチが考案した、分断し征服するための軍事的な行動パターンである。

ローマクラブが主体となり大学や研究機関は、21世紀の環境問題を解決する思考方法として
Think globally, Act locallyキャンペーンによって、
人々を概念の牢獄に長期的に幽閉してきたのである。

消しゴム

数学の問題を解く時はけっして消しゴムを使わないように。
経験にはミステイクではなく神秘が宿る。
それは言葉においても変わらない。
学校は消しゴムによって消しゴム人間(Eraserhead)だらけになる。

独創的

バックミンスター・フラーはシナジェティクス学派を作らなかった。
数学論文を発表したことがない。
それ自体が独創的であった。
シナジェティクスはシナジェティクスモデルをオブジェ化する手段によって
趣味的に受容することができない。
それ自体が自然の原理である。

短縮された孵化(Hatching)

早朝の春はカッコウの鳴き声で目が覚める。
裏庭の高い樹で鳴くからとても騒々しい。
そっと窓を開けてもすぐに飛び立つほど鋭敏だからこそ、
カッコウは直接巣を作らないが、巣の持ち主の卵よりも
早く孵化(Hatching)するようにプログラムを
ハッキング (Hacking)したのだろう。
巣から脱出する替わりに巣の所有欲から
人間の住宅は銀行によってハッキングされている。