知識の教育、道徳教育、体育教育、に次いで「食育」教育、
そしてついに最近は「服育」ブランド教育、
そのどれからでも標準以外を排除することができるという「思育」管理ゲームだ。
平服から素速く兵服に転換できるように。
「グランチ」カテゴリーアーカイブ
成層圏(Stratosphere)
どの住処で終わるか決めた人々は、
仲間(ほぼ住民)と本当の話はしない。職場でも同じだ。
人々の生きる場所は仮想の成層圏である。
無数の成層圏が互いに重なり合って同一の反射行動を形成する。
成層圏(ストラトス)は、
地球を包囲する対流圏であり
層状あるいは霧状の雲の層で覆われた場所であるが
古代ギリシャ語では軍隊を意味する。
流体都市
生産も消費も、動く閉じた柔軟な関係、つまり流体地理学的な世界観を急速に形成している。
そして教育と労働だけが、毎日同じ場所への通学と通勤を余儀なくさせられている。
これは21世紀に継続された反流動的で固体的な世界観である。
暗号通貨
暗号通貨を買うためには資産を抵当に入れる。
何もないところからTetherが発行されたことが
暗号通貨の価格高騰の原因だとすれば
会計学に完全に反している。
宇宙の原理
「現実は、全世界に公開したあるいは公開されない官僚政治システムで
維持されてきたが、毎年肥大する軍事予算を記述する思考方法が
宇宙の原理を記述する思考言語には到達することがないならば、
再びこの現実を統括できないばかりか、
選任された指導者や受益者を有利にすることもできないだろう。」
バックミンスター・フラー 1981
生産性
産業に絶えざるイノベーションがあっても
自然界の原理や秩序に革命は生じない。
もっとも経済的な作用と生産性は、叡智によってはじめて理解できる秩序、
つまり、超越的な存在(デフォルト)からやってくる。
寒冷バイオシステム
低温に曝されると糖やアミノ酸などが増えて
細胞の中に氷を形成しない植物の寒冷バイオシステムは、
寒冷地の農業ではほとんど利用されていない。
寒冷地のスーパーの冬野菜類のほとんどは、他地域からの輸入に依存している。
夜間零下10度以下になる寒冷地で、太陽の光と熱が昼間だけに利用される農業用ハウスでも
内部温度が零下になっても凍結しない植物は栽培可能である。
しかし、そのためには北極振動による厳しい劇的な風雪に耐える構造が必要である。
グランチの起源(再考)
グランチは、科学者ではない。
グランチは、法律家ではない。
グランチは、政治家ではない。
グランチは、宗教家ではない。
しかし、グランチは
原子物理学、電子工学、化学、
分子レベルでの合金や人工遺伝子の合成、
そして情報処理という不可視の技術に関与する
科学者と技術者を雇用し、
産業界におけるすべての研究開発
およびその製品開発を行ってきた。
グランチは、教育家ではない。
しかし、グランチは
超専門分化のための
うぬぼれと誠実さの欠如を教育する
教育システムを所有している。
人間は間違わないという
幻想に生きる社会システムによって
ほとんど何のリスクも負わない資本主義
という新しい巨大なグランチは生き残る。
原発の同時的な複数の爆発は
科学者と技術者の累積された
イニシアティブの欠如が物質化した結果なのである。
イニシアティブの欠如とは
巨人による直接的支配からではなく
高度に知的な奴隷たちの
うぬぼれと誠実さの欠如から生まれる。
一粒万倍
金利が高くなればなるほど人々は貯蓄することで貨幣をより多く手放す。
さらに、債権などの金融資産を保有することで
利子を得ようとする貨幣的利子率によって、
貨幣の最初の抽象的な互換性から遊離していく。
しかし、光合成による稲作ほど利子率が高いものはない。
子牛が生まれて群れが増殖する利子率の概念を遙かに超える稲作の利子率は
一粒万倍と言われてきた。
一粒万倍は、シナジーの余剰生産性である。
エントロピー法則への見事な反対称的な反例である。
北半球のエコロジー
栄養摂取不足の子どもの80パーセントは、農産物の過剰国(=食料輸出国)に住んでいる。
生態系の混乱と惑星破壊の原動力をアジアやアフリカでの人口爆発に求め、
ダーウインの適者生存のシナリオを認める有神論的エコロジーは
北半球の工業先進国でもっとも支持されている。