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第2次朝鮮戦争

ヒロシマ、ナガサキ以上に残忍な核戦争の直前だった朝鮮戦争(1951〜1953年)が
再び勃発することに対する核の傘の防御システムの不完全さよりも
第1次朝鮮戦争が終わっていなかった認識がなかったことが
攻撃の対象となったのである。

1980年代から始まったイラン・イラク戦争を
第3次世界大戦と認識しないまま、
第一次湾岸戦争が、1990年のイラクのクウェート侵攻から
第二次湾岸戦争に拡大継続されたように。

地域人間=Think globally, Act locally

会社人間は、退職後は地域人間になりたがる傾向がある。
(例えば、業務能力は高いがコミュニケーション能力が低い人ほど
地域デビューを企画する。)

視野が縮小され、彼らの関心の対象を、
自分自身と局所的な問題に制限することを選ぶ傾向は、
会社人間時代とまったく変わらない行動原理だ。

関心の対象を自分自身と局所的な問題に制限した利己主義が
人々の最優先課題を解決できる幻想は終わっている。

<Think globally, Act locally>は、
バックミンスター・フラーの思想の破壊工作として
私以外のフラーの研究者・翻訳者によって組織的に捏造されてきたが、
人類を加速度的に発展させてきたのは、遠隔技術であり遠隔操作である。

つまり、「完全な機能の具現化(RBF)」のためのテクノロジーである。
(例えば、共産主義に対抗する軍事的遠隔操作として、
アメリカ海軍の最重要な遠隔基地=那覇がある。武器の極東修理センターは横須賀基地。)

<Think globally, Act locally>の起源は、
グランチが考案した、分断し征服するための軍事的な行動パターンである。

ローマクラブが主体となり大学や研究機関は、21世紀の環境問題を解決する思考方法として
<Think globally, Act locally>キャンペーンによって、
人々を概念の牢獄に長期的に幽閉してきたのである。

シナジェティクスへの回帰2

バックミンスター・フラーのクロノファイルには
その単独者たちとのすべてのコミュニケーションが記録されていることを知ったのは、
彼の死後、1984年からクロノファイルが公開され、
その記録からカリフォルニア在住の、後にバックミンスター・フラー研究所のスタッフの紹介によって
世界に拡散している単独者たちが自発的にカリフォルニアに集合した1986年である。

我々は、まぎれもなくネクスト・フラーへの献身的な貢献者たちであったが故に、
直ちに連続的なシナジェティクス・ワークショップを開催できたのである。

そのテーマは、<シナジェティクスモジュール>と<展開型テンセグリティ>であった。

1990年に私が発見した<5回対称性のシナジェティクス・モジュール>をテーマとした
シナジェティクス・ワークショップは、カリフォルニア大学で開催され、
南北アメリカ大陸から総勢100名の参加者があった。

バックミンスター・フラーの
シナジェティクスおよびデザインサイエンスの後継者のほとんどが集合したのである。

ドメイン(領域)について(再考)

世界は真っ二つに分かれている。
共産主義と民主主義に。
と資本主義は主張している。

世界は共産主義と資本主義に分割され続けているとしても、
たった2つしかないドメインでさえ
だれも選べないで生まれて来る。
選ぼうとすると投獄されるか兵士になって殺されるだろう。

宗教に次いで、
国家、そして企業の順にドメイン数は増える。
これらの選択肢はより増えるようにデザインされている。

共産主義と民主主義に分裂させる世界権力構造は、
唯一、不可視のドメインである。
それは、分割して支配するための素晴らしい発明だったにちがいない。

非鏡像的な独裁者

資本主義と共産主義の核兵器は、共に同じ原理でデザインされている。

しかし、資本主義と共産主義は反対称的だからこそ
長期間互いに拮抗できるというシナリオによって、
トランプとキムは、互いに非鏡像的な独裁者として共存できる関係なのだ。
ーーーー陽子と電子のように。

他の方法

微生物には宇宙エネルギーを受容する他の方法があるのだ。
「地下深部からの湧き水に含まれる微生物のゲノムを調べたところ、
呼吸をつかさどる遺伝子がないばかりか、
体内でエネルギーを生産するための遺伝子も見当たらなかった」

これまでの生命を維持する仕組みが否定されたのだ。
塩素や農薬でバイオマスをほぼ全体を支配する微生物の殺戮を繰り返すだけの
生物学が黄昏るほどの発見ではないか。

どのように生存しているのか分からない実験に
挑戦することを止める遺伝子が人類に備わっているわけではない。

黒い最短距離(再録)

黒い雨は、元安川の水と放射性物質から生成されている。
2010年8月6日 犬のしっぽから引用

ピカドン(ヒロシマ原爆)で
一瞬の内に焼かれて吹き飛ばされたという。
しかし、次の瞬間に大量の人間が
川の水と建物の破片とが一緒に吸われて
上空に螺旋を描きながら
成長して黒いキノコの笠を開こうとしていた。

巨大な核エネルギーは最短距離を選んだのだ。
原爆で吹き飛ばされたのではなく吸引されたのだ。
大量の放射性物質は1時間後には上空一万メートルまで上昇した。

これが黒い雨となって
夕立のように激しく降下した。
ヒロシマ平和記念館で今日も上映されている原爆の瞬間のCGは
科学的に根拠をもたない黒いキノコの成長である。

これらを監修した物理学者たちは
原爆を巨大なダイソンの掃除機と見立てていないようだ。
つまり、吸引と排気が動的に均衡したトルネードと
同じとは考えていないのである。

この兵器は2種の機能から成り立っている。
核爆発エネルギーによる大量殺人と
大気圏を利用した放射性物質の吸引とその効果的な拡散である。

家庭内禁煙

互いに異なった複雑な外部的な関係が単純な内部的な方向へ短時間に変化する。
それは、政治的な組織化では、ファシズムと呼ばれてきた。
憲法改正によって国内の基地化を永続するための見えないプロセスが進行する。
家族が家族を訴える習慣への条件反射。

単純さの方向性

膨大な利益確保のためのエネルギー資源の輸送を閉じた「パイプシステム」や
局所的な地域ごとの電力ネットワークで独占する国家によって
許可される住宅・都市建築との全面的対立をとるのは、デザインサイエンスの目的ではない。
自由を拡大するテクノロジーの単純さの方向性である。