グランチ」カテゴリーアーカイブ

戦略情報(tactical information)

地球資源が汚染されていく過程の形成には、
人間の自発的にすばやく反応して行動する能力に対抗するための
国家や企業の戦略情報が介入している。

政治的経済的な戦略情報は、戦略核兵器(tacticalt nuclear weapons)と同じように
局地的に制限するために開発されている。分断し征服するための歴史的方法に基づいて。

大気圏を除くバイオスフィアの重要な海洋・地下資源、および、平野や盆地の耕作地、
のほとんどが、つねに局地的に形成され持続されているから。
そして、局地的な都市と農村の文化がそれぞれ同期していくのである。

実際、共謀罪の成立までに、人々が自発的にすばやく反応する能力に対抗するための
戦略情報はこれまでになく駆使された。

高ぶった安物

高価でない中国製を安物とは言わない。
安物は、意図的に非効果的にデザインしたモノである。

モノからその意図が見えるように、人間からは人格が見える。
品格がない場合は、意図的に非効果的にしたのである。

政治も高ぶった安者がデザインできる時代だ。
彼らは安く買って高く売っている。

誘導する力学

社会学は、特別な思想から期待させる非対称的で魅惑的な2つの異なる世界像を描いてきた。
それぞれの世界には、核弾頭だけが慣性により<無誘導>のまま飛行する
大陸間弾道ミサイルが装備される。

生存に不可欠な自然の諸原理の機能を覆い隠すこの企てなくして、
共産主義が資本主義を<誘導する力学>はついに認識できないだろう。

日本では大陸間弾道ミサイルと共謀罪がほぼ同時に武装される。

富と秩序

富とは、生存する能力であり、ハエやネズミにも備わっている。
基本的な秩序へと再調整するために、エネルギーの流れを制御する能力である。
その結果、ハエやネズミは短期間に増殖できる。

共謀罪という<権力と記号のテクノロジー>で、
人間が生存するための基本的なエネルギーと秩序は、けっして制御できないだろう。

究極の構造システム

建築における構造設計では、これまでコンピュータによる計算結果よりも
数倍の安全率を使用してきた。航空機の場合は、せいぜい2倍を超えないのは
その安全率の起源と必要性を熟知しているからである。

技術的な無知の増大によって、構造の自重の増加に伴った安全率も自ずと増大する。
より大きな安全率は、より大きいリダンダンシーと荷重分散に対する自由度を失う。
航空機では機体重量の増加は、死の危険性ばかりか、飛行の経済性をも失うだろう。

耐震や免震、そして制振技術以上に、構造の軽量化と剛性化をも統合したテンセグリティは、
究極の構造システムである。

しかし、構造に関わる専門家たちが、テンセグリティが非実用的であるばかりか
もっとも危険な構造だと信じ込まされているのは、構造の自重増加が
材料費と施工費の増大による利益率の増加をもたらしてきた経験からである。

住宅は、航空機や自動車の安全性能や燃費性能、耐久性への革命に比較すれば、
暗黒時代の産物である。

バックミンスター・フラーによるオクテットトラスのテンセグリティ構造体 1980

tensegrity module

ゲームの誤謬

資本家は、他者よりも前に潜在的な報酬を看破できる。

たとえ、その報酬が自然が作り出した物であろうとなかろうと
あたかも彼らが所有する物としてふるまうことによって、
彼らの利益は稼ぎ出される。

利益は本質的に増大するという考えが、
電力や石油から、そして、農薬付けの植物から、耐久性の欠如した高価な住宅から
人類全体に分配されるべき膨大な利益をバイオスフィアから
ゲームのルールに従って略奪できるのである。
(誰かの富はそれ以外の誰かの負債であるという19世紀の資本主義のルール)

資本主義といわれる多くの誤謬(=デフォルト・ゲーム)が継続されてきた。

労働よりも稼ぐために生きる

生きるための権利に生きる要求を人間性から剥奪するシステムは存在する。

生きるために稼ぐ労働と生きる権利は、計画的に分離されたにちがいない。
生きるために稼ぐよりも稼ぐために生きる現実を受け入れるように。

酸素と水素が整数比で絶えず結合するための許可が存在しないように、
労働をもっとも偉大な人間の特権として受け入れる
デフォルト(=宇宙の会計システム)は存在する。

包括的な不可視の狂気

21世紀の非同時的テロの持続的展開によって、軍隊と警察は、
国際的な規模で個人の情報収集、管理、拘束するテクノロジーの開発に迫られたが、
18世紀における致命的で広範囲な疫病(黒死病 Black Death)によって、
医学が国家的規模の情報収集、管理、拘束の必要に迫られたのが
そのテクノロジーの起源である。

しかし、21世紀の監視技術によって、
すべてのコミュニケーションを捜査対象とするための
盗聴、盗撮、無制限な個人情報の収集を合法化する基盤整備は、
平時の定常的なテロ対策ではない。

送電ネットワークや発電所、そして学校や病院、研究所などのライフラインと主要施設を
戦時には、乗っ取り可能にするためのテクノロジーだからである。
共謀罪の合法化は、その序章なのだ。

すべてのテロリスト、企業、そして国家さえも監視していく人間の
独占的で包括的で不可視の狂気を、医学はまだ想定していない。

流星物質(meteoroid)

流星物質の一部が蒸発しないまま地上に落下したのが隕石である。
われわれの身体を構成する元素の存在度には
流星物質の元素の存在度と変わらないデフォルトが支配している。

太陽系の元素組成は
地球の化学組成と太陽系の起源を意味するように
惑星地球での生命現象には
グローバル化による格差の拡大や
自由貿易の敗者を救出する反グローバリズムを形成しない
システムが働いている。

グローバル化には、球体地球主義の限界と境界がある。

流星物質以上のコスミック化は存在しない。
身体という局所は
すでにコスミック化された流星の結果なのである。

報道の自由度

報道の自由度が、もっとも高いノルウェーなどの北欧3国やアイスランドは
石油資本の依存度が低い再生可能エネルギーを推進した地域である。
(アイスランドが銀行を救わずに金融機から脱したのは、
事務所や一般家庭の電力や温水を全て地熱発電で賄うことができたからだ)

火山国の日本で地熱発電を推進すれば、無人で運転可能であるばかりか、
原子力発電所8基分に相当する電力エネルギーを恒久的に供給できる。

ウランや石油などの枯渇性エネルギーに依存した結果、
日本の消費者が支払うエネルギーコストは、先進諸国ではもっとも高い。

地熱発電は、バイオスフィアでの再生可能エネルギーによる
生活の自律度と報道の自由度に影響しているが故に、
日本の地熱発電は、意図的に低くされている。

エネルギーの自律度と報道の自由度は比例する。