コスモグラフィー」カテゴリーアーカイブ

細胞膜(cell membrane)は構造ではない

シナジェティクスは自然に学ぶ。
そして、テンセグリティを発見した。
しかし、「自然を模倣する」ことからではなかった。
自然の原理が、形態の観察から発見されるなら、
細胞がテンセグリティであることは、
19世紀の顕微鏡から発見できただろう。
生物学は20世紀の電子顕微鏡からでも
テンセグリティ構造を観察できなかった。
生物学の構造の概念が1世紀以上も細胞壁にあったからだ。

流動モザイクモデル


焚火とベルヌーイの原理

炉と煙突のない焚火は閉鎖空間ではないと思われている。
焚火から煙を減少させるためには
乾いた薪と酸素または風が必要だ。
多くの酸素によって急速に薪は消費される。
薪と煙がより少ない焚火、ロケットストーブのように
未燃焼ガスを二次燃焼させるという方法が焚火にも応用できる。
つまり、焚火を無数の煙突がある一つの閉鎖空間に
見立てることが出来れば薪のパッキング方法から
ベルヌーイの原理を引き出すことが出来る。

流体の速度が増加すると圧力が下がり、
細い管路の流速は太い管路の流速より早くなる
ベルヌーイの原理と薪のロッド・パッキング方法から
焚火の炎をより早く細くして燃焼時間を制御できる。

以下のような開放系の焚火は短命だ。風と酸素によって急速に薪は消費される。
燃焼時間を制御できる焚火は薪の構成方法にある。

より重要な部分が完全消滅したテンセグリティ

より重要な部分がより尊敬される教育システムがある。
すべての危機はより重要な部分を
専門家に委任した社会構造が引き起こしている。
より大きな組織にはより小さな知性しか宿らない。
より重要な部分が完全消滅したテンセグリティは
つねに振動している不連続な連続体の知性だ。

電子や放射線、原子核衝突、宇宙線の無数の振動は霧箱から証明できる
霧の中に荷電粒子や放射線を入射させると気体分子のイオン化が発生する

不連続の連続

群れから不連続な存在には愛はなく
連続化する群れには恐怖がある。
不連続の連続化に出会うための
自発的精神が担う単独者による探査方法こそが
テンセグリティの発見に他ならない。
分断されない一つの全体は
いかなる理想や信念からも予測できない。

共鳴テンセグリティモデル

幾何学の起源は測量技術にはない

原子核や電子は点ではなかった。
点、線、面は実際には発見されていないが、
誰もが対象化できると信じている。
幾何学はその3つの視覚的経験から成り立っている。
幾何学の起源は測量技術にはない。
測量技術は税収奪の手段にすぎない。
その起源は閉じた球体の表面を
星の配置で移動するための海洋ナビゲーションだ。

SYNERGETICS RBF 地球を覆う最大の三角形

圧倒的なモジュール

トポロジー、バイオロジー、エコロジーなどに共通なlogyは、
対話を意味する接尾語である。
読むことや書くことはその次だ。
シナジェティクスには
観察から始まるよりも
自己との対話から始まる圧倒的なモデリングがある。
タンパク質のモジュール間の対話から生命が生成されるように。

SYNERGETICS RBF
The 10 great circles of the Icosahedron Constructed from 10 folded units
(5 positive units + 5 negative units)

枯れた樹木は数えられるが移動した微生物は数えられない

豊かな積雪によって分水嶺を形成した
北アルプスの森でさえ
裏庭の樹木を繰り返し伐採し続けると
やがて衰弱した樹木はその根のあたりで
ウィルスに感染して変形し始める。

森の怒りの形相は根の周辺の微生物群が
大移動し始めた最初の予兆である。

枯れた樹木は数えられるが移動した微生物は数えられない。
微生物と共に移動した水分量は膨大だ。

宇宙には復旧はなく再生しかない

宇宙に、復旧や解体は存在しない。
結合と分解だけである。
地球生命には、再生と死、発酵と腐敗がある。
ハワイでの火星居住模擬実験(NASA)では
上下水道のインフラは無管化された。
さらに無柱、無線、無軌道な場合、
生命維持エネルギーは、
すべて太陽光と微生物に依存する。

ハワイでの火星居住模擬実験(NASA)

破壊と廃棄から結合と分解へ

宇宙の元素群は、減築も増築もしない。
結合と分解だけである。
そして元素というモジュールには劣化や老化がない。
減築も増築、そして破壊と廃棄は、
人間の経済活動の合理化の結果生まれた概念である。
太陽系の真の結合と分解のエネルギーは
太陽光エネルギーで賄われている。
石油系資本でさえ。

ウランの原子核構造 SYNERGETICS RBF 

コスモスは偶奇性のシンメトリーを共存させる

コスモスの花弁は8枚からなる偶数の対称性があるが
雌しべと雄しべはそれぞれ5回対称性がある。
さらに雌しべの先端はすべて5角形状のモジュールによって
隙間なく充填されながら、
雌しべの中心には3回対称性がある。
結晶とは異なって生命は自在なシンメトリーをデザインする。

裏庭のコスモスは偶奇性のシンメトリーを共存させている