コスモグラフィー」カテゴリーアーカイブ

野性的努力

人間が考案した経済原理は
適者生存ではなく、
取るか取られるかという勝敗ゲームにおける
運者生存にある。
存在し続けるための野性的努力(natural selection)が
経済原理とは無関係になればなるほど
貧乏になるシステムである。
たとえば誠実さと収入は反比例する。
また、集団で巣作りをする蜂の場合、
1匹の女王蜂だけが子どもを産み、
他の働きバチは巣の維持をする経済原理は、
運者生存ではない。

チャールズ・ダーウィン(1809-1882)イギリスの自然科学者の鉛筆画

経済原理

「1ドルは、アメリカの連邦準備制度に対する1ドルの負債を表す。」
連邦準備銀行は無から通貨を
自由に創造し合衆国財務省から政府債権を購入する。
この債権を日本はアメリカ国債として購入する。
日銀はFRBのシステムをそのまま導入した。
自然にこのような経済原理は存在しない。

SYNERGETICS  RBF 1975
Universe as “A Minimum of Two Pictures”:
Evolution as a transformation of nonsimultaneous events:

シナジェティクスのモデル言語

言語学の世界では日常会話レベルの英会話は850語程度で成立する。
しかし、大学入試では6000語が要求される。
シナジェティクスのモデル言語は、僅か3つの視覚言語から形成される。
点、線、面のみである。
シナジェティクスは、テンセグリティモデルでさえ、
5歳児のこどもに理解できる
最初の科学言語から形成されている。

こどもでも20分で完成できる最小限の球状テンセグリティモデル 
もっとも正確に調律されたテンセグリティ教材モデル
 デザイン シナジェティクス研究所
 

雲平線の彼方に

夜明けを待つプロセスは、
暗闇にはなく、
美しく繋がった星々で満たされている。
それに気づけないのは、
都市の過剰な光からではなく、
澄んだ大気と、
夜空を見る習慣がなくなったからだと思っていた。
光と闇の対称性がない場所に
光は沈むばかりで、
雲平線の彼方に夜明けは来ないのだ。

地球と宇宙の境界線、雲平線の彼方に日が昇る「夜明け」
写真家 山内悠 氏

熟考と秩序

試験のためとか自発性のない学習には多くの情報が必要だ。
より多くの情報が必要なくなる段階を経験することが学習だ。
より熟考するにしたがって情報はより少なくなる。
秩序の発見は部分を統合する全体が形成される瞬間だ。
その後に無関係な情報が排除される過程が続く。
夜明けを待つプロセスは、
暗闇ではなく、美しく繋がった星々で満たされている。
それに気づけないのは、
夜空を見る習慣がなくなったからだろう。

スナックパイナップルは
ほぼ6角錐の同型モジュールから形成されている。

仕事と雑用の境界線

単純な道具ほど、
異なる用途(ユーティリティ)が共存する。
ナイフはキャベツも切れるが鉛筆も削れる。
コンパスは円を描くが2点間距離を測定する。
優れた道具は異なる機能を非同時的にこなせるのである。
宇宙パイロットに雑用はない。
全ての仕事を統合して実行しなければ、
火星では生存できないだろう。
地球サバイバルでも仕事と雑用の境界線は消失する。

1着12億円の宇宙服の洗濯はだれがするのだろうか。

除菌マニア

雑草という名の植物は存在しないが除草剤があるように、
雑菌という名の微生物は存在しないが除菌・消臭剤がある。
それらの香料成分以外に除菌成分からも新たな毒性が発見された。
除菌マニアが好む除菌・消臭剤は、
身体内部の100兆個の微生物システムを確実に破壊している。

「ニホンコウジカビ」は日本の国菌
(学名:アスペルギルス・オリゼー Aspergillus oryzea )
酒の麹室での作業者の日常生活では納豆、ミカン、ファブリーズなどは常時厳禁である。

情報の組織化の目的は地球惑星の電力ビジネスとの統合

ウェブ上で使用可能な膨大な量の情報を組織化する
グーグル(Google)は、
10の100乗を指す「googol」という数学用語が語源であるが、
2週間分の心臓の鼓動数は10の6乗であり
一光年の距離ですら10の28乗である。
最大の銀河の直径でさえ10の40乗である。
情報の組織化の目的は
全地球惑星の電力ビジネスとの統合にある。

ブラックホールの直径は、太陽の170億倍の質量
太陽系の一番外側にある惑星海王星の公転軌道の11倍
最大の銀河の直径600万光年、銀河系の60倍、質量は100倍

もろみ酒

失敗のないどぶろく作りは、
冬ではなく梅雨の季節が発酵の最適温度になる。
概念は局所的だ。
知っていることだけで全体は理解できない。
学んだことからシナジーは作用しない。
宇宙は、未知(unknown)と自己とのシナジーによって
はじめて存在する。
つまり、もろみ酒は自然のデフォルト実験だ。

もろみ酒は自作に限る。
梅雨の季節が発酵の最適温度

最初の遠隔技術(Remote technology)

圧縮力は局所的で
張力は全体的に機能する。
学習は部分的で
理解は全体的に機能する。
念入りに作られた概念は
システマティックであるがつねに部分的である。
完全な機能を具現化してきたのは
手と頭との想像力である。
動作の遅延がなく、
触覚の伝送もできる最初の遠隔技術である。

遠隔操作の二足歩行ロボットの開発では
二足歩行のアルゴリズムを絶えず修正し
現実世界で自らの想像力をテストできる。