ウォークマンの死が遅すぎたように
どんな製品にも理論にも死が訪れる。
掛け替えのないアイデアは存在しない。
アイデアは無尽蔵的に
欠点は無差別に発見される。
そして、人間がデザインした存在ではない
原理だけが残る。
「コスモグラフィー」カテゴリーアーカイブ
宇宙塵から始まる熾火
夜空にも
宇宙空間に漂う重力的に寄り添った
宇宙塵から始まる熾火が
無数にある。
それらはわれわれの細胞のように
星々と互いに掛け替えられているのだ。
実と虚の星間物質(Interstellar medium)
焚火して夜空が見えるまでに
熾火をこしらえる。
どんな炎よりも輝いているのは
熾火と熾火の隙間だ。
実と虚が入れ替わる時間を生きる。
裏庭が夜空の一部になった時、
熾火は小さなガス星雲だ。
実と虚を繋ぐ星間物質を朝まで絶やさない。
熾火は小さなガス星雲だ。実と虚を繋ぐ星間物質
理解は波動から
読んでばかりいると書けるとは限らない。
書いてばかりいると話せるとは限らない。
準備しないで話しながら考えると、
読んだり書いたりするよりも
隠れた関係を自分で発見することが多くなる。
ほとんどの教育課程から、
散歩しながら信頼できる他者と話す方法は廃れた。
単純で深い理解は波動から始まる。
プリミティブな言語空間
Think Out Loudとは考えていたこと、
あるいは考えていることを声に出すのではなく、
声を出しながら考える行為である。
この方法から頭の中で思考するよりも
プリミティブな言語空間に到達する。
文字に書き下ろす行為を、
声を出しながら思考した後にする方法である。
共鳴テンセグリティ構造
テンセグリティの機能は形態から認識できない。
落下しても破壊されない時、
テンセグリティの強度は素材から予測できない。
素材を高度化してもシナジーが向上しない時、
テンセグリティは軽量化の度合いから判断できない。
その澄んだ共鳴音を聴かない限り
安全でも美的でもないのだ。
放散虫は、水中の疑似無重力空間で共鳴している。
共鳴はサバイバル機能に違いない。
多面体を固体とするプラトン派の前提
シナジェティクス原理を発見する方法は
しばしばモデリングを支える先人の概念の破壊にある。
プラトンは正多面体(Platonic Solids)を大理石からモデリングした。
バックミンスターフラーは、ベクトル平衡体によって
プラトン派の正多面体を固体として捉え、その固体を削るための
作業仮設だったことを露わにした。
「宇宙に固体は存在しない。」RBF
4面以下の面数の石は存在しない。
プラトン派のメタフィジクスの前提は大理石という固体概念だった。
見えない埃に回帰する
山岳地帯の清流の浅瀬は、綺麗な尖った小石で敷き詰められ、
南洋の小さな諸島は、珊瑚の破片が無数に打ち上げられ太陽に輝く長い白浜で囲まれる。
これらの小石はやがてより小さな無数の砂になり、
そして、数千キロを離れた山と海を
互いにジェット気流で交流する見えない埃を
今や裏庭から想像できる。
珊瑚で囲まれはじめた孤島
シナジーは論理性の彼方に
独創性は、レイマンによって
独創的な戦略が最初に考案され実施できるか決まるだろう。
レイマンがイニシアティブを持つには、
研究以外になすべきことがない
専門家を失業させるのではなく、
役に立たない論理的思考を破棄できるかにある。
自然原理はつねにシナジーだ。
シナジーは論理の彼方にないからだ。
情緒からシナジェティクスの直観までに
節分が過ぎて春めいた午後の縁側で、
今頃友人は散髪している。
その縁側の前頭葉は外部宇宙から誘導されやすい。
縄文の情緒からシナジェティクスの直観までに
数万年が経過した。
散髪が済むまで、栗木の傍の裏庭シェルターの透明な南側で昼寝しよう。
太陽の輻射熱が206個の骨を通過する時の心地よい電磁誘導と共に。
SYNERGETICS RBF 1975
Four Axes of Vector Equilibrium with Rotating Wheels or Triangular Cams: