コスモグラフィー」カテゴリーアーカイブ

折りたためるテンセグリティ構造

自然から発見された純粋な折りたためる構造、
たとえば、DNA構造は生存のための複製機能としてデザインされている。
晩年のバックミンスター・フラーは全世界での講義用に
折りたためるテンセグリティ構造をデザインしていた。
デザインサイエンスは、
生存のための純粋な展開型のテンセグリティ構造を複製する。

R.B.フラーは思考する時、思考を声にする

記号のテクノロジーや科学的テクノロジーを変えても、
動機(know why)なき自己のテクノロジーは最も保守的だ。
この絶縁を埋め合わせるのは
「思考を声にする」行為Thinking Out Loud(R.B.Fuller)である。
このプリミティブな現実的な波動こそは、
絶縁状態にメタフィジカルな相互作用と
統合作用をもたらす賢者の実践方法だ。

再考Cosmic Fishing

デザインの最大の課題は、
新たな機能を発明しそれによって新しい商品を開発するまで、
他者の評価を獲得するために不断の競争心を煽るのではなく、
それらすべてを放棄することにある。
人間はどんな機能もデザインできない。
すべての機能は発見されてきた。
Cosmic Fishingでさえ発見された秘法である。

ジオデシック・テンセグリティ構造のパイオニア

建築家ショージ・サダオ氏は、
バックミンスター・フラーと共にジオデシック・テンセグリティ構造のパイオニアである。
彼は夜間のスパイラル会場での組立時に突然やってきた。
私の発見した超軽量のテンセグリティ構造の
組立時間と重量と直径に強い興味を抱いていた。
それこそが構造の基本性能だからだ。

1967年のモントリオールのアメリカ館の設計で
ゴールドメダルをバックミンスターフラーと共に受賞(1970)

ショージ・サダオ氏へのインタビュー(全2回)2018
http://www.oralarthistory.org/archives/shoji_sadao/interview_01.php

Tensegrity by R. Buckminster Fuller
http://www.rwgrayprojects.com/rbfnotes/fpapers/tensegrity/tenseg01.html

大黒柱が存在しない元型

すべての権力構造にとっての驚異は、
超軽量テンセグリティ構造のような「存在の耐えられない軽さ」ではなく、
より重要な部分、または
もっとも重要な大黒柱が存在しないシステムが存在する
宇宙の元型に対してである。
中心がなくとも破綻または破断しないテンセグリティ社会を
形成する個人の試みにある。

海に浮かぶ船のように大気圏を浮遊するテンセグリティ

自律する超軽量モバイル・テンセグリティシェルターの
強度と剛性を計算できる構造家は未だ存在しない。
構造計算の理論は原寸大プロトタイプの破壊実験から生まれる。
テンセグリティは海に浮かぶ船のように大気圏を浮遊する構造物にデザインできる。
テンセグリティは浮力によってモバイルする。

シナジェティクス研究所は、2008年超軽量テンセグリティ構造の構造とパターンを発見した。
テンセグリティ構造は、海に浮かぶ船のように大気圏を浮遊する構造物である。

モバイル・テンセグリティシェルターはシナジェティクス研究所が研究開発した生活器 制作 2008年

「存在の耐えられない軽さ」

「存在の耐えられない軽さ」ゆえに、
球状テンセグリティ構造の強度と剛性は想像を超えていた。
私は新たな「構造とパターン」を発見し、
同時にシナジェティクスの用途開発におけるシナジー的な現実性を証明した。
材料提供した東レのエンジニア全員が見学。
アセンブル120分。


シナジェティクス研究所の自律したモバイルテンセグリティシェルターのプロトタイプ 
直径6.5m 30kg カーボンテンセグリティ
2008年制作 青山スパイラルにて

テンセグリティ・シェルターの内部 直径6.5m カーボン製

テンセグリティ構造の生活器としての可能性をTHE NORTH FACEの40周年で
来日した創業者ケネス・ハップ・クロップ氏と対話した。
バックミンスターフラーにデザインを依頼したモデルがテンセグリティシェルターの内部に設置された。

シナジェティクス研究所が開発した直径6.5m重量30キロのカーボン製のテンセグリティシェルター
ハップ・クロップ氏と共にテンセグリティシェルターの内部にて。青山スパイラル 2008年