軍事技術はより重要なテクノロジーを優先的に開発し独占する。
より重要な部分をけっして形成しない、
付加的なリダンダンシーを排除したテンセグリティは
最高の知性が物質化した基底状態(garnd state)なのである。
それは自然(cosmic integrity)の方法である。
「コスモグラフィー」カテゴリーアーカイブ
NAGAはNAviGAtion(航海術)の起源
沖縄が変われば那覇になり、日本は変わる。
変わる前に世界の人々はNAGA(ナーガ)をみるだろう。
フランスの暴動よりも無血の市民革命で。
NAGAは、NAviGAtion(航海術)と
その起源を権力の外部から支配してきた。
那覇のナーガ(蛇神)は
アンコール遺跡群の原型よりも先行する古代に繋がる。
ロリュオス遺跡群「バコン」参道の両側にあるナーガ(蛇神)
残像からの認識
熱した物体に接触して火傷を負うのは
刺激の伝達と命令速度が想像よりも鈍いからだ。
現象の遅れは脳のメカニズムの特性によって発生する。
出来事の認識には脳に保存された残像を利用しなければならないが、
残像は常に主観的に編集されている。
これらの遅れを予測して調整するのは客観的な試行錯誤である。
自然と不自然の起源
インフルエンザの正20面体状の外殻が
宿主から奪ったタンパク質から形成されると考えないように、
カボチャと知らずに種を植えた子どもは
種が成長して黄色い無数の花になり頭より重いカボチャになる現実を見るまで理解できない。
不慣れなことが不自然に思えるのは局所的な経験の条件反射からだ。
正20面体の対称性をもつインフルエンザ・ウイルスの外殻
美学的変容
科学的な美学は美を創出する動機を
芸術家のようにその欲望には求めない。
宇宙を占有する暗黒物質などの新たに発見された現実は
常に質量はあるが光学的に直接観測できない。
可視性に変換する美学は、
宇宙をデザインする統合性の存在を識る先験的な直観として機能し始めている。
「カナダの天体物理学者は、暗黒物質の群れへのへその緒を見つけるために、
暗黒物質の糸が背後にある遠方の銀河の星の光をどのようにゆがめるのかを観測し、
その曲がり方の組み合わせで暗黒物質の大きさや重さを測定した。」
分節化 vs 分断化
観察は思考を分節化する。
分節化から形成される新たな概念は、
分節化された思考をシナジー的に統合する。
それは分断して支配する思考回路とはまったく異質だ。
分断して支配する思考から分節化して統合する方法は生まれない。
実践的デザインサイエンス講座
シナジェティクス研究所のデザインサイエンス講座生による縮小モデル制作の開始。
原寸大のモバイル・テンセグリティシェルターが
既製品との結合の自由度の拡大によって
それまで予測できなかった実践方法をつねに再定義しながら実践する結果でないなら
シナジェティクスの探求は幾何学で終わるだろう。
エンジニアリングの起源
エンジニアリングの起源は海にある。
浮力の利用はアルキメデスの法則の発見よりも遙かに先行するが、
岩石での浮遊は不可能であった。
巨大なテンセグリティ球は穴だらけでも大気圏を浮遊する。
浮力の数学的計算方法よりもつねに
自然科学的な法則の発見が先行する。
地球惑星ではそれ以上はできない。
クラウドナインー浮遊するテンセグリティ都市 RBF
脳を欺す概念
誰でもある発見をした時は、単純な喜びに包まれるだろう。
もしそれが明日まで持続するなら真に新しい発見とは言えないのだ。
脳を欺し続けていた概念を破壊することが
如何に困難であるかが熟考されなかったのであれば。
それまで学習した概念が自分の脳を
どれほどコントロールしているかを想像することは
発見と同じように困難だからだ。
共振から共鳴へ
地震の揺れの周期と建物の固有周期(建物が1回揺れる時間)が一致すると
建物の揺れは増幅される。
この共振作用は建物を破壊する。
外力の分散機能が構造を共鳴させるテンセグリティは、
共鳴振動によって構造をより強化する。
原子核が固有の周波数の電磁波と相互作用した結果
共鳴振動を引き起こす核力に変換されるように。
30struts-Tesegrity シナジェティクス研究所 制作
張力材は連続した一筆書きのネットワークを形成する。