この国で何かを学ぶと鬱病になる。誰かが盗んだ方法だから。
今はどこにいてもいるだけで鬱になる。
つねに動的にモバイルするだけでは不十分だ。
起源を超えて動的に思考しなければ、
兵器の中継基地、プルトニウムや石油の備蓄基地、
そしてグランチの思考方法の基地(=camp)は
いつでもどこにでも作られるから。
「コスモグラフィー」カテゴリーアーカイブ
動的均衡の起源
1944年バックミンスターフラーによって
ベクトル平衡体(Vector Equilibrium)が発見されるまで
「動的均衡」という概念は生物学には無縁であった。
さらに1951年インフルエンザの正20面体状のカプシド構造を
初めて電子顕微鏡で確認した先端的な分子生物学は
その存在を生命として定義できなかった。
ウイルス粒子は1個の細胞から約1000個以上生成可能
風のトポロジー(再考)
風は空気の連続した流れであるがゆえに、
球面上の流れには不連続な特異な場所がある。
風の始点と終点である。
最小限の風の吹かない2つの極性は
風に乗ってつねに大気圏を周回している
見えない無風の島だ。
風のトポロジー
https://earth.nullschool.net
直観を鈍らせない方法
3DCADからバーチャルすると直観が鈍る。
優れたシェフのレシピを見てレストランに行くのと同じだ。
シナジェティクスのモデリングは手からの直観だ。
概念と素材の加工方法から新たな概念が生まれる。
素材とそれらを加工する道具に触れない方法は短命だ。
しばしば素材や道具さえも発明する機会を逸している。
操作主義のモデリングに秘法はない。
自然のウイングレット(主翼端翼)
主翼の端部に発生する激しい渦は、
空気抵抗となって機体の推進力を低下させる。
翼端渦の気流を拡散しさらには推進力に変換するのが
小さなウイングレッド。
空気抵抗を抑えることで燃費を向上させる機能は
コハクチョウから学んだ方法だ。
自発的な風
直観的な好奇心に基づいて行動すればするほど
挑戦的で積極的になる。
それは競争心とは異なる。
直観的な好奇心は未知の領域に導く風である。
風の吹かない場所さえ移動させるその風によって、
風を探すのではなく
次の風が吹く確かな予感になる。
神秘は知識から誘導されない
万有引力や質量欠損の発見のように
原理のふるまいは物自体には存在しない。
物体間の関係にのみ存在する。
テンセグリティの共鳴作用は、
圧縮材にも張力材自体にも存在しない。
張力材によって統合された不連続の構造に存在する。
神秘は知識から誘導されない。
神秘はつねに先験的である。
霧と雨と風
晩秋の温度差によって深い霧で朝日がいつまでも届かない。
やがて雨が降り出して翌日の朝まで強い風が吹き荒れた時、
ほとんどの車のボディーと窓は洗車してワックスがけしたように輝いていた。
自然の霧と雨と風には優れた洗浄力がある。
紅葉した無数の葉も洗浄されより鮮やかになる。
数えられる無(nothigness)
古代ギリシア人は多面体を中身の詰まった大理石で再現した。
テンセグリティは面のない多稜体である。
面は張力材に囲まれることによって、
数えられる無(nothigness)に変換される。
変換可能な無こそが
空間の内部と外部の境界面を形成する
テンセグリティ構造の前駆体である。
SYNERGETICS RBF 1975
A six-strut tensegrity tetrahedron shows central-angle turbining.
Cosmic Fishing
学校に行くよりも裏口から出て背戸に出かけるほうが近く、
そして一日が長かったように
Cosmic Fishingに出かけた時の日没は
とても眩しく、そして長く留まっている。
Cosmic Fishingとは
偶然に見せかけ、しかし未だ言語化されない現実を待ち受ける行為だ。
SYNERGETICS RBF 1975
Reality is Spiro-orbital: All terrestrial critical path developments inherently orbit the Sun.