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気候変動期の人間の生存方法

空間はまだ解明されていない。
空間の幾何学は存在しない。
シナジェティクスは局所的な原理が集合した領域を扱う。
気候変動期に使用されるモバイル・テンセグリティシェルターは
単位体積あたり最小限のエネルギーと物質を投入した領域を形成する場合を
最適化するための数学が応用された段階にある。

非物質化する構造とパターン

テンセグリティは、構造の最後の形態(Form)ではなく、
非物質化の過程を最初に可視化した構造とパターンのモデル(Model)である。
テンセグリティは外形的な現れを比較し、
機能の違いを実験する形態学(Morphology)から発見されなかった。

Transformation of Six-Strut Tensegrity Structures SYNERGETIC RBF 1975

テンセグリティの技法

最初のテンセグリティモデルを釣糸か紐で構成した場合
そのモデルからその間違った理解を修正する現象は発見できないだろう。
テンセグリティの本質は隣り合う頂点の2点間距離を可能なかぎり維持するように
圧縮力と張力を純粋に分離し部分と全体を相互に調整する明確な技法に現れる。

操作主義的な方法

モデル言語の生成方法の発見プロセスは、
重要な操作主義的なシナジェティクスの方法論の一つである。
私がバックミンスターフラーに会うまでの自己教育的環境から編み出され、
まだ局所的な段階の方法を彼は瞬時に見抜いた。
私はその卓越した統合的知性による理解に圧倒され、
その夜はフィラデルフィアの居酒屋ーで
朝までバーボン1本を開けても私はほとんど酔っていなかった。
彼の思考を深く理解できていた自分を回想する毎に驚く。

テンセグリティの閾値(threshold)

数年間私はモバイルテンセグリティ構造の限界を追求した。
その限界とは単位体積あたりの
構造の素材重量と強度と剛性そして経済性の均衡にある。
自らの思考に基づいた破壊実験によって構造デザインの限界が引き出せる。
限界こそ純粋な構造とパターンの原型への突破口である。

言語の生成

シナジェティクスのモデル言語を飛躍させる3つの条件
1群れからの離脱と孤立
2それに伴う圧倒的な経済的かつ時間的貧困
3多国籍の同士たちとのコミュニケーションとその障害
これらは教育環境の改善とは無縁である。
新たなモデル言語の生成にはキャンパスなど時代遅れだ。

シナジェティクスの階層構造

シナジェティクスのモデル言語は形態(Form)にはない。
非同時的にしか認識できない関係性は思考システムの弱点だが、
生成された「構造と意味」はシナジェティクスモデルに置換され
しばしば複合化される。
テンセグリティはその生成過程で発見された。

[Duotet] SYNERGETICS RBF 1975

翁長沖縄知事(O-NAGA)

那覇(NAHA)とは、ノア(NOAH)であり、ナーガ(NAGA)である。(フラー1982年の講義)
「那覇(なは)」は、漁場を表す「なふぁ」よりも語源的にナーガ(NAGA)である。
アメリカ海軍はその古代史からナーガの優位性を見抜いていたのである。
ナーガは日本を変える。

気孔の冷却機能

稲作による蒸散による冷却効果はドライミストの冷却効果よりも大きい。
単位あたりの稲の葉の気孔数はドライミストの微粒子数よりも圧倒的に少ない。
気孔から外部の気体の交換する場合、
ドライミストの微粒子(16ミクロン)の素早く蒸発しやすいレベルではなく
不可視の水素イオンの約0.38nm以下のレベルだからだろう。