シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ

より重要な部分が存在しない構造

すべての危機は、
より重要な部分を専門家に委任してしまう社会構造が引き起こしている。
より重要な部分をシステムからすべて排除したテンセグリティシステムが
宇宙に存在することが70年前に発見されたにも関わらず、
未だに社会構造化されない。
大多数がより重要な部分を委譲できる自由への幻想が続く。

放散虫 
疑似無重力圏内で圧縮と張力の動的な相互作用で獲物を捕獲する時に、
圧縮材が損傷しても、テンセグリティ構造は、全体の自律性を維持できる。

イノベーションへの知性

より大きな仕事にはより小さな知性しか宿らない。
脳を忙しくさせることよりも
忙しいことを自慢すると、思考力はより愚鈍になる。
冷蔵庫や洗濯機、そして自動車、パソコンなどは
巨大プロジェクトから生まれていない。
それらは大学の研究結果でもなかった。

家電の歴史

シナジェティクスのモデル言語

言語学の世界では日常会話レベルの英会話は850語程度で成立する。
しかし、大学入試では6000語が要求される。
シナジェティクスのモデル言語は、僅か3つの視覚言語から形成される。
点、線、面のみである。
シナジェティクスは、テンセグリティモデルでさえ、
5歳児のこどもに理解できる
最初の科学言語から形成されている。

こどもでも20分で完成できる最小限の球状テンセグリティモデル 
もっとも正確に調律されたテンセグリティ教材モデル
 デザイン シナジェティクス研究所
 

雲平線の彼方に

夜明けを待つプロセスは、
暗闇にはなく、
美しく繋がった星々で満たされている。
それに気づけないのは、
都市の過剰な光からではなく、
澄んだ大気と、
夜空を見る習慣がなくなったからだと思っていた。
光と闇の対称性がない場所に
光は沈むばかりで、
雲平線の彼方に夜明けは来ないのだ。

地球と宇宙の境界線、雲平線の彼方に日が昇る「夜明け」
写真家 山内悠 氏

熟考と秩序

試験のためとか自発性のない学習には多くの情報が必要だ。
より多くの情報が必要なくなる段階を経験することが学習だ。
より熟考するにしたがって情報はより少なくなる。
秩序の発見は部分を統合する全体が形成される瞬間だ。
その後に無関係な情報が排除される過程が続く。
夜明けを待つプロセスは、
暗闇ではなく、美しく繋がった星々で満たされている。
それに気づけないのは、
夜空を見る習慣がなくなったからだろう。

スナックパイナップルは
ほぼ6角錐の同型モジュールから形成されている。

仕事と雑用の境界線

単純な道具ほど、
異なる用途(ユーティリティ)が共存する。
ナイフはキャベツも切れるが鉛筆も削れる。
コンパスは円を描くが2点間距離を測定する。
優れた道具は異なる機能を非同時的にこなせるのである。
宇宙パイロットに雑用はない。
全ての仕事を統合して実行しなければ、
火星では生存できないだろう。
地球サバイバルでも仕事と雑用の境界線は消失する。

1着12億円の宇宙服の洗濯はだれがするのだろうか。

除菌マニア

雑草という名の植物は存在しないが除草剤があるように、
雑菌という名の微生物は存在しないが除菌・消臭剤がある。
それらの香料成分以外に除菌成分からも新たな毒性が発見された。
除菌マニアが好む除菌・消臭剤は、
身体内部の100兆個の微生物システムを確実に破壊している。

「ニホンコウジカビ」は日本の国菌
(学名:アスペルギルス・オリゼー Aspergillus oryzea )
酒の麹室での作業者の日常生活では納豆、ミカン、ファブリーズなどは常時厳禁である。

情報の組織化の目的は地球惑星の電力ビジネスとの統合

ウェブ上で使用可能な膨大な量の情報を組織化する
グーグル(Google)は、
10の100乗を指す「googol」という数学用語が語源であるが、
2週間分の心臓の鼓動数は10の6乗であり
一光年の距離ですら10の28乗である。
最大の銀河の直径でさえ10の40乗である。
情報の組織化の目的は
全地球惑星の電力ビジネスとの統合にある。

ブラックホールの直径は、太陽の170億倍の質量
太陽系の一番外側にある惑星海王星の公転軌道の11倍
最大の銀河の直径600万光年、銀河系の60倍、質量は100倍

もろみ酒

失敗のないどぶろく作りは、
冬ではなく梅雨の季節が発酵の最適温度になる。
概念は局所的だ。
知っていることだけで全体は理解できない。
学んだことからシナジーは作用しない。
宇宙は、未知(unknown)と自己とのシナジーによって
はじめて存在する。
つまり、もろみ酒は自然のデフォルト実験だ。

もろみ酒は自作に限る。
梅雨の季節が発酵の最適温度

無為自然 =Doing everything with nothing

モバイラーほど誰かと繋がっている。
真のモバイラーなら
全天候性の自律型テンセグリティシェルターで
太陽系の誰かの裏庭に静かに住むだろう。
無為自然に接近するために
水とエネルギーと食料を自律的に生産するシステムは
それ自体劣化し難い。
人間以上により無為自然と繋がるだろう。
無為自然とは、
Doing more with less から
Doing everything with nothingへのプロセス。

火星のモハベ・クレーター(NASA)