テンセグリティは自らの空虚を無音に変換する。
共鳴は純粋な空虚に至るプロセスである。
純粋な空虚こそ原始の
「Your Private Sky」RBF
浮遊するクラウド
シナジェティクス研究所 梶川 泰司 2015
テンセグリティは自らの空虚を無音に変換する。
共鳴は純粋な空虚に至るプロセスである。
純粋な空虚こそ原始の
「Your Private Sky」RBF
浮遊するクラウド
シナジェティクス研究所 梶川 泰司 2015
風が吹けば、共鳴テンセグリティ(直径320cm)から
多重の共鳴音が聞こえてくる。
風を受容する共鳴波に圧倒されるのは、
中心部で球面波がほぼ相殺される瞬間の
青空と対比的な無音の空間だ。
旋律、リズム、ハーモニーからなる音楽を超えた
原始の洞窟の中で聞く純粋な無音なのか。
共鳴テンセグリティ(直径320cm)2015
制作 シナジェティクス研究所 梶川 泰司
数学は科学への言語、
音楽は感情表現のための言語、
英語はますます問題解決のための言語によって
「遠くから歌が聞こえるが何の歌かわからない」
経験と似てくる時は
すでに危険な群れの中だ。
考えたことよりも
考える方法を考えることは少ない。
感じる方法でさえ他人の言語だ。
ジョイントデザインは思考方法のデザイン
Basic Joint for Isotropic Vector Equilibrium Matrix.
SYNERGETICS RBF 1975
デザインサイエンスとプロダクトデザインの
区別ができない形態愛好者は
シナジェティクスを理解しない。
原理は宇宙がデザインした。
シナジェティクスからデザインサイエンスの実践を担うのは
局所的な思考形式を偏愛する専門家ではない。
「宇宙はテクノロジーである」バックミンスター・フラー
螺旋の起源と極性 SYNERGETICS RBF 1975
論理的に思考しても直観は変化しない。
行き詰まった後の
見知らぬ風景が
窓から入った瞬間だ。
直観にゆだねる内部が持続する間、
限りない謎が深まる内部を再び
外部化するまで、
既知となった外部だけから
際限なく思考することから解放される。
最密充填とベクトル平衡体 SYNERGETICS RBF 1975
子供の頃、散髪屋に行くといつも
ある考えに悩まされた。
鏡像の世界から離れなくなって
遂に、別の鏡から出るアイデアを
実行できないまま、散髪が終わる。
鏡の出口を探す旅は、
左右を入れ替える鏡の非対称性ではなく
内部を外部へと反転させる
鏡の機能にはない反対称性の概念に出会うまで続いた。
反対称性は物理的操作から生まれる物質的存在なのだ。
「正12面体における対称性の破れ」 1989
シナジェティクス研究所 梶川 泰司
他国の文化に無関心なのではなく
私の履歴紹介でフラーの弟子と紹介する人には
人間の諸関係を制限しようとする意図がある。
フラーはアジア的師弟関係とは無縁だったが、
友人以上の関係を築いていた現実から
目を反らす社会があるのだ。
20世紀以後、科学は個人的関係だけで探求可能だ。
人間の諸関係を制限するメカニズムは
「自由からの逃避」から生まれる。
SYNERGETICS RBF 1975
構造とパターンに関するシンメトリーの起源や
生活器に転換する基本的な原理に関連する
バックミンスター・フラーのシナジェティクスモデルには
発見時の神秘性がある。
それはシナジェティクスの圧倒的なモデル言語を
再生する元型の磁性なのか。
彼はどのようにして発見したかを
シナジェティクスに記録しなかった。
球面過剰は鋭角での6度の増加になる。
球面過剰(spherical excess)SYNERGETICS RBF 1975
The 6 degrees of spherical excess is a beautiful whole, rational number excess.
政治的行動は
欠乏への不安と恐れから生まれる。
表現は
自己への欠乏、または過剰への怖れから生まれる。
宇宙は
存在への畏れなしには存在しない。
「ニーチェの馬 A torinói ló The Turin Horse」(2011年)
監督:タル・ベーラ&アニエス・フラニツキ
暇は忙しい生活の残りの時間ではない。
暇は余暇ではない。
暇が観察者の機能を変える。
暇は夢を見るプロセスだ。
暇は、現実の泉に至る隙間、
つまり失った時間や自己を取り返すのではなく、
自己を生成する隙間=虚の空間なのだ。
Tetrahedral Analysis of Plato’s Triad:
The triadic concept of Beauty, Symmetry,
and Truth inadvenently omitted the function of the observer.