反対称性のシナジェティクスモデルが発見されも
それまでの対称性の概念がまだ生き残っているのは
社会的な認識上のタイムラグではなく
モデルによる思考言語の破壊の方法にある。
反対称性のシナジェティクスモデル
反対称性のシナジェティクスモデルが発見されも
それまでの対称性の概念がまだ生き残っているのは
社会的な認識上のタイムラグではなく
モデルによる思考言語の破壊の方法にある。
反対称性のシナジェティクスモデル
正12面体状の準結晶構造は安定した構造である。
その構造の特性を証明する空間充填モジュールを科学者はまだ発見していない。
正12面体状の準結晶構造
準結晶の構造では周期性と非周期性は共存する。
シナジェティクスは、「準結晶構造は五回対称性を有する
オクテットトラスの階層構造である」
という数学的証明をシナジェティクスモジュールによって達成した。
科学者は正12面体状の準結晶構造を形成する
空間充填モジュールを発見できなかった。
準結晶構造 異なる3種の金属元素から形成されるトラス構造
遅延は頭脳メカニズムの限界から生まれる。
遅延は無の間隔であり逸脱に属する。
現象を認識するには、
残像の生成とその再生を待たなくてはならない。
シナジェティクスモデルにはモデル現象学がある。
多頂点体の「対称性の破れ」の実験に私は5年間を要した。
多頂点体の「対称性の破れ」の実験 1989 梶川泰司 シナジェティクス研究所
白黒写真で使用されたネガフィルムは
白黒の反転だけで鏡像反転ではない。
木版画の版木は鏡像で彫って白黒は反転しない。
ネガフィルムと版木の関係は反対称である。
シナジェティクスはこの関係を4次元化した
動くモデルを発見している。
内部と外部、左と右は相互に反転する。
多頂点体(Polyvertexion)Yasushi KAJIKAWA Synergetics Institute 1989
貨幣経済の支配者は、
自滅に至る強迫観念から
ほほ40年ごとに紙幣を一新するパターンがある。
暗黒時代からの強迫観念が変わらないのは、
21世紀の宇宙の支配者の思考が、
92種元素が有する
永遠の富の再生パターンに反するからだ。
時代遅れの紙幣には元素周期律表を印刷すべきだ。
2019年はロシアの化学者ドミトリ・メンデレーエフが「元素周期律」を発見して150周年
相似性(Similitude)と類似性(Analogy)との違いは
独占されてきた。
相対的な大きさの違いは生存には決定的である。
テンセグリティ構造は
相対的な大きさが達成する利益に基づく
単位あたりの重量コストの飛躍的軽減(シナジー)によって
有用性を独占している。
放散虫 SYNERGETICS RBF 1975
内部と外部の裏返しとスピンの向きの反転という2種の操作こそが
非鏡像的な相補性に再びネガティブとポジティブを再生し
それらを互いに交換する現実的な機能が発見された。
「対称性の破れ」を統合させる唯一の反対称性は、
1982年バックミンスターフラー研究所での
私の最後のプレゼンテーションだった。
[真実]と[美]と[対称性]、そして[自己]の4つの事象は、
6つの相互関係を形成し、正四面体を形成する。
『コズモグラフィー』シナジェティクス原論
バックミンスターフラー著 梶川 泰司訳 白揚社 2007
テンセグリティ構造が、「ラクダの背骨をも砕く一本の藁」
(It’s the last straw that breaks the camel’s back.)
という一つの観点から自らの一つ一つの選択と一つ一つの行動によって
すべての瞬間を生きた人間の実験方法から
発見された構造とは理解できないに違いない。
バックミンスターフラーは着想から「不連続の連続」の概念化まで22年を要している。