シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ

10代の自己教育の動機

16才で高校を辞めようと計画したその時期に、
カリフォルニアでバックミンスター・フラ−に会えたとしたら
私は10年以上も早く最初の論文を書いていたと思う。
60年代後半のシナジェティクスは、PCが存在しなくとも、
操作主義的なモデル言語を飛躍的に進化させていたからだ。
これは結果論ではなく、自己教育の動機と経験主義の有効性の相互作用だ。

人々を大地に固定する土地資本主義

航行する船の価格に海域は含まれない。
高速で移動する飛行機の価格に空域は含まれない。
植物の光合成システムに
太陽系の受光料または光速移動代は含まれない。
大地に固定されて安定する住宅には
未だ土地代と固定資産税が含まれている。
建築家はもっとも時代遅れである。

寝入る直前と数学的自然

シナジェティクスは、神聖幾何学から着手しない。
絶対的な宇宙の神秘への
言語化されない経験的直観から始まる。
それは、麗らかな春先の縁側での
昼寝から目覚めた時にではなく
寝入る直前の情報の中に眠っている。
縁側での昼寝を置換する
「場の誘導装置」は数学的自然に属する。

概念の物質化

現象を再現する過程で未知だった概念が発見されるのはなく、
概念を物質化する過程で新たな物理的現象が発見される。
実在と過程の相互作用が未知の概念モデルを視覚化する。
最初の概念モデルを視覚化した瞬間に
その相互作用の行き詰まりが消える。
物質化の元型は純粋な空虚。

モバイル生活器(シェルター)

自然からその構造が破壊される毎に
より太く、重く、高価にして強化されただけだった。
より軽くより安全で安価にするテクノロジーは
より高速で移動する構造体、
またはそのビークルに採用されただけである。
モバイル生活器(シェルター)なくして
この惑星での個人用の遠隔技術は完成しない。

複雑な感情

複雑な感情は、
ランダムにより増大する情報に変換されるが
考えを単純化すれば、複雑な感情は消えて
考えるエネルギーになる経験を重ねる過程で
直観に接近できる。
しかし、直観は感情の単純化に類似していない。

認識は非同時的

認識は非同時的である。
直観はすべての次元を同時的な認識へ誘導するスイッチである。
デザインは複数の異なった次元を
同時的に調整または統合する峻烈な行為である。
テンセグリティ原理が発見され、
その構造モデルが再現できるまで
圧縮力と張力は非同時的に認識されていた。

SYNERGETICS RBF 1975
Fig. 784.41 Indefinitely Extensive Array of Tensegrity Icosahedra.