シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ

不可視の分子間張力ネットワーク

「新型コロナウイルスのスパイク部分は、
SARSのものとアミノ酸配列がほぼ同じにもかかわらず
細胞表面の結合力はSARSの20倍ある」のは、
テトラ化したスパイク間に
不可視の分子間張力ネットワークが形成され、
テンセグリティ化した可能性がある。
より拡散し移動するために構造はより柔軟な強度を備え始める。

スパイク部分が王冠“crown”に似ているから
王冠を意味するギリシャ語の「corona」と命名されたが
4面体(テトラ)状として観察できる。

Cryo-EM structure of the 2019-nCoV spike in the prefusion conformation
Science 19 Feb 2020:

個人という極小システム

線分とは、隔たった2つの極小システム(点)との関係である。
古代ギリシア以後、その極小システムには大きさがないと教育されてきた。
個人という極小システムには、
自由があるが国家システムという全体に
ほとんど影響を与えられない存在であると信じ込まされている。
ウイルスは、自己増殖するために
内部と外部を短時間に相互交換できる
例外的な極小システムである。

The drawn-upon object may be symmetrical or asymmetrical,
a piece of paper or a blackboard system having insideness and outsideness.

より働かない自由はテクノロジーの副産物ではない

より働かない自由は、テクノロジーの副産物ではなく
人類の目的の一つである。
より効果的なテクノロジーを目指している
AI,EV、自動運転、カーシェアリングが、
より働かない自由を拡大するテクノロジーとは限らない。
失業率と求人倍率を調整する権力と調和するテクノロジーへと
矯正され続けるだけである。
19世紀的な住宅コストのままでは、
在宅勤務や在宅学習システムに移行できないのである。

一日3ドルで暮らす人々のための3Dプリント住宅が既に完成。
2020年までに50棟の完成を予定している。
https://www.cnn.co.jp/tech/35147550.html

ウイルスの安全率

自然に含まれるウイルスは種族維持目的のために
人の免疫システムを絶えず攻撃する。
ウイルスの構造は、最大の安全率でデザインされている。
最悪の状態を排除した試行錯誤に陥った生物は短命だ。
権力は何のリスクも負わないシステムの考案によって
過去最大のリスクを容認する。

ウイルスの構造は、最大の安全率でデザインされている。
彼らの戦略は、Doing more with less.のエコロジーである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ウイルス

問題を解決するまでの日数を
未だ計算できない段階にいる。

厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染者について
専用設備のある「感染症病床」以外の一般病床での入院も
認めるとの通知を出した。
感染症病床は全国に約1800床しかなく、
国内で流行した場合、入院先が不足する。
「緊急その他やむをえない場合」は、
感染症病床以外や指定医療機関以外に入院させることも可能とした。
(日経電子版より)

「緊急その他やむをえない場合」を想定していなかった現実は、
これから発生する現実の緊急事態となる。
問題を解決するまでの日数を未だ計算できない
医療テクノロジーの段階にいる。

WHOの怪しげなヘビは「医学の守護神」

信念システム(Belief System)からの逸脱

幾何学に非凡さや神聖さを求める人々は
複雑さを装ったBelief Systemを拡張しているにすぎない。
シナジェティクスは、
計画的偶然(プリセッション)を操作する自己のテクノロジーを
モデル言語の生成方法の経験から習得し、
すべてのBeliefsから離脱する試みなのである。

SYNERGETICS RBF 1975
Evolution as a transformation of nonsimultaneous events:
Unity is plural and at minimum two. (Drawings courtesy Mallory Pearce)

感じるための言葉

誰にも似ないように思考するには
他人の経験だけでは十分ではない。

誰にも似ないように経験しなければ
自分の思考も存在しない。

誰にも似ないように思考するには
誰にも似ないように感じるだけでは十分ではない。

感じるための言葉さえ自分以外の誰かの経験から生まれたから。

思考は自己を変えない。

客観的な自己を、内部からも外部からも変容させることはできない。
思考は、絶えず自己を外部化するが、自己を変えるわけではない。
外部に直接的に働きかけて環境を変容させた時にのみ、
主観的な自己を外部化できる。
真理について思考することは、自己ではなく真理を変容させる。

テンセグリティついて思考することは、自己ではなく真理を変容させる。
テンセグリティモデルを再現させる時にのみ、思考を外部化できる。
固体的思考による牢獄を垣間見る瞬間が訪れる。

Integrityについて

テンセグリティは観察から発見されなかった
バックミンスター・フラーのシナジェティクスモデルの一つだ。
全体を統合するには
部分と全体を相互作用させる機能として、
部分からは決して予測できない機能を発見しなけれならない。
自然の統合力の在り方は、
学習できないほど非論理的であり、
直観で捉えがたいほど超越的である。

シナジェティクスにおける数秘術(Numerology)

数秘術(Numerology)はシナジェティクスに含まれる。
発見される新たな「モデルと数字」の相互関係は、数秘術である。
それらの相互関係は、論理的に予測または発見されない。

[Five Stars]
正12面体に内接する5つの正4面体は互いに接している。
シナジェティクス研究所 梶川 泰司