待機していた裏庭の直径7mのテンセグリティ・シェルターは
台風21号の強大な暴風圏に数時間晒された。
最大瞬間風速37mを超えるほどであったが、構造は破壊されなかった。
テンセグリティが風と共振して柔軟な強度と剛性を生成する張力メカニズムは
まだ未知のシナジー領域である。
「シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ
作用、反作用、結果
バイオスフィアの陸地と海の面積はつねに変動している。
自然が、山、谷、川、海、雨、雲、雷、台風などで分類しないからだ。
すべては、作用、反作用、結果の複合体である。
ジオデシック・テンセグリティ構造
「分断して統治する」エントロピー的方法の反対称は
「分割して統合する」シントロピー的方法である。
ジオデシック・テンセグリティの直径は、
数学的だけではなく物理的に無限化することが理解できない場合
テンセグリティモデルは美的なエントロピー的オブジェにすぎない。
SYNERGETICS
Tensegrity Masts as Struts: Miniaturization Approaches Atomic Structure RBF 1975
雑草による大地の冷却機能
猛暑時の剥き出しの大地は65度であるが
雑草の葉の表面温度は32度である。
雑草による大地の冷却機能の方が
ドライミストによる外気の冷却効果よりも圧倒的に安価な省エネである。
大地を農薬で除草すると二酸化炭素が増加するばかりか
気候変動期の科学的な生存方法ではない。
微生物とプランクトンの多様性
人種が生物学の概念ではないように
人類の多様性と大地の微生物と海のプランクトンの多様性は比較できない。
彼らはまだ分類不可能だ。
どちらも酸素と二酸化炭素を排出するが
光合成の方が圧倒的に優位である。
太陽光発電でさえその装置化のプロセスで二酸化炭素を排出している。
複製されるモバイル工場
重量計算しない飛行機や船は機能しない。
自重を大地に流さない移動体からだ。
最軽量にデザインされた耐久性のある直径8mのテンセグリティシェルターは
自らを複製するミニマムなモバイル工場となる。
遠隔技術の基本技術とその目的とは
工場が工場を自ら生産することにある。
モバイル・テンセグリティシェルター居住実験開始
既に存在している空虚とは
答えられない理由から
方法の可能性さえも削除された空隙が継続している状態である。
テンセグリティ原理から期待された
経済的なモバイル・テンセグリティシェルターの実用性は
半世紀間以上もその空隙に幽閉されていた。
自然はテンセグリティ原理を緊急時やアウトドアのためだけに限定しなかった。
SYNERGETICS RBF 1975
哺乳類の住処
哺乳類で住宅を購入するのは人間だけだ。
住居は外部にすでに存在している材料と道具で自分で作るものである。
モバイル可能で最軽量の直径7m以上の耐久性のある経済的な大型シェルターは
テンセグリティ以外に存在しない。
冷蔵庫や洗濯機のような生活に最低限必要な機械として。
支配する側のテクノロジー
自然災害の被災者の場合ですらその大多数が仮設住宅で暮らせるまでの日数は
平均1年以上である。
建築学(Architecture)は支配(arch)する側のテクノロジーであって
被災して避難している期間に
安全で経済的で快適な自律的生活の方法を教育することもできない。
変容する被膜
モバイル・テンセグリティシェルターの
最大風速26m/sの暴風圏での風圧実験は完全にクリアされた後、
月明かりで縁取られたシェルターの天頂部をジェット機が通過する時、
昆虫と獣の息づかいで棲み分けされた昼間の草原が忍び寄る星々と交差する。
窓で切り取られた外部は変容する被膜なのだ。
Reality is Spiro-orbital: All terrestrial critical path developments inherently orbit the Sun.
SYNERGETICS RBF 1975