シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ

気孔の冷却機能

稲作による蒸散による冷却効果はドライミストの冷却効果よりも大きい。
単位あたりの稲の葉の気孔数はドライミストの微粒子数よりも圧倒的に少ない。
気孔から外部の気体の交換する場合、
ドライミストの微粒子(16ミクロン)の素早く蒸発しやすいレベルではなく
不可視の水素イオンの約0.38nm以下のレベルだからだろう。

黒い雨

ヒロシマの原爆は、空中爆発(explosion)であったから
爆発と共に強大な球状空間が真空化され、
ついに、内部に強力な吸引力が発生した。
この内破力はやがて、上昇する螺旋運動を形成し、
キノコ雲の球体を形成した。
巨大な掃除機で吸引された放射性物質が黒い雨となって市街地に降り注いだ。
本当の被爆とは被爆者に被爆の知識がなかった半世紀間だ。
爆心地から半径5キロ以内のインフラが破壊された市街地で
多くの市民は井戸水で暮らしていた。

外破と内破

生活器をデザインする数学

花粉の直径が増大するとジオデシックの構造とパターンが再現される。
放散虫と類似した花粉の球状構造には
予定しなかった大地に不時着するために張力材は採用されなかった。
疑似無重力圏の放散虫は張力材でより強度を得る。
植物と動物の生活器をデザインする数学は変わらない。

花粉の構造とパターン (Wiki)

奪熱(エアロ・ミスト効果)

猛暑の駐車で高温化した車内の室温は
冷房の送風口にミストを噴霧すれば効果的に全体から短時間に奪熱できる。
アスファルト熱波を走行中する時も断続的にミストすれば燃費さえも改善できる。
エアロ・ミスト効果は極細ミスト用のスプレーボトルで十分だ。
奪熱という概念が方法を生む。

安価な極細ミスト用のスプレーボトル

遮熱や断熱ではなく奪熱

直射を受けて長時間駐車した車に乗り込む前に窓をあけて熱気を逃がした後、
ボディに直接ミストを噴霧しても金属部分の蓄熱温度は変化しないが
室内にミストを噴霧するだけで
ハンドルやフロントパネルの表面温度を最大30度も低下できる。
体温を超える熱波には、遮熱や断熱ではなく奪熱が人間にも物体も有効になる。

火星の畑

よく発酵したコンポストはいい香りがする。
腐敗したコンポストは栽培には有害だ。
カエルたちが農薬と腐敗した肥料によって
雑草のない乾燥した剥き出しの表土から逃れて
小さな宇宙船に避難してくる。
微生物の発酵に群がる昆虫たちは先住者だ。
こんな簡単なことも火星では先進的だ。

火星の砂嵐 by NASA / JPL-Caltech / MSSS

ギリシアの大理石モデルからベクトル平衡体まで

経験された事実は観察や学習された知識からとは限らない。
シナジェティクスは経験される類似した事実の関係性に関して
他の科学的方法よりもいち早く直観的にモデル化する傾向にある。
ギリシアの大理石モデルからベクトル平衡体まで、
つまりプラトンからフラーまでの45世紀の時差がある。
概念の差異は、
概念を鋭敏に変換する選択的なエンジニアリングにある。