シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ

平時のモバイルユニット

上下水道の地下に固定されたインフラは自然災害時には破壊され広範囲に汚染される。
人間の進化していく知識は空間を移動する宇宙船に内蔵されるユニットに変換されてきた。
自然災害からのサバイバル方法は、平時のモバイルユニット類のデザインとその備蓄に依存する。

通信ユニット、浄水ユニット、トイレユニット、バスユニット
シェルターユニット、発電ユニットなどを統合したモバイルシステムは
自然災害時だけではなく大気圏内に停泊した宇宙船として使用される。

新たなシナジェティクスモデル

バックミンスター・フラーのシナジェティクスモデル群を再現することと
シナジェティクスのモデル言語を理解することは異なる。
モデル言語を理解できたなら
シナジェティクスモデルを再現する過程で
新たなシナジェティクスモデルを発見できるだろう。
シンタックスとセマンティックスの相互関係の発見に至る偶然性さえも。

シナジェティクスの未知な情報

シナジェティクスの探求方法においては
モデリングによって新たな知識を増大させるよりも、
無意識が増大してくると自ずと未知な情報を包含したモデリングを探求しているだろう。
この未知なモデリングを翻訳する方法ほど直観的な方法はない。
直観も無意識からやってくる。

大沢崩れに砂防ダムはない

ダム自体のコンクリートの重量によって
水圧に耐える構造のダムとは異なって
小規模な土石流の停止、土砂量の流出調整、
地すべりに対してタイムラグを稼ぐ
防壁としての砂防ダムには始めと終わりがある。
より新しい谷底になるための
自然の浸食作用を軽減する機能は全くない。

大沢崩れに砂防ダムはない

シナジーの存在度

単位体積あたりより少ない物質とエネルギーによって
より大きなテンセグリティシェルターを制作するための構造計算は
精密な縮小モデルのシェルターの破壊実験によって確認できるとは限らない。
風や雪や水を構成する水分子まで縮小できないからではなく、
より大きくなるテンセグリティ構造には
より加速するシナジー効果が出現するからだ。
シナジーの存在度は原寸大の破壊実験に依存する。

雷のプラズマと地下水脈

雷雲に覆われて落雷が続くとその地域の地下水の温度は16度から12度まで急激に低下する。
このプラズマと地下水脈とのメカニズムはまだ解明されていない。
雷の空中放電によって大気中の窒素が分解され風や雨と共に田畑に降り注ぎ
稲妻は稲の成長に深く関与する。

非鏡像的な反対称性

左右に示す光の三原色法と色の三原色法は
対抗する色を相互に変える反対称性を備えている。
撮影と印刷の色の反転に関する相補性は
鏡像対称性から生まれなかった。

不可能とされていた非鏡像的な3次元の反対称性は
正12面体のシナジェティクスモデルによって1981年最初に発見された。


http://optica.cocolog-nifty.com/blog/2012/05/5-4a32.html

白黒からカラー画像を再現

白黒テレビからカラーテレビを普及する時の
カラーテレビのコマーシャルは当然白黒映像だった。
カラーのリアリティを想像できるように
その白黒の階調はいつもよりも高く調整されていた。
カラーテレビは羨望の対象だったので
この原始的な視覚トリックを批判する余裕はなかった。