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非ユークリッド幾何学(球面幾何学)

ユークリッド幾何学が定義する
点、線、面の概念から3DCADで設計するオブジェ数よりも、
現実の機能に変換するためのファクターは比較できないほど膨大だ。
点、線、面は自然に存在しないからだ。
しかし、原理を発見すればそのファクターを激減させる方法も発見される。
その方法は自然に属する。
シナジェティクスは非ユークリッド幾何学であり
球面三角法は、主に天文学や航海術で利用されてきた。
ヨットのマストに対して直角の三角帆は天測航法の装置の一部であった。

完全な抽象性

すべての政治学、経済学、経営学、組織論、
そしてそれらを権力構造に結びつけることで
人間性が形成され続けている。
考案されたそれらの諸機能から離脱する学問は教育されない。
すべての機能は先験的に存在する現実、つまり
宇宙との相互作用は完全な抽象性に置かれている。

デフォルト

原始人が使用した原始的な道具を見ると、
なにか原始的なアイデアを想像するのは知的ではないかもしれない。
秩序よりも先行するどんな原始感覚も存在しない。
無知によってのみ無秩序から逃れられないデフォルトが
人間の知性の起源だから。
先験的な秩序は統合性の対象化によって認識される。

トルネード

原理を利用して作り出すどんな道具の機能よりも
原理の方がはるかにリアリティがある場合がある。
ダイソン掃除機を巨大化してもトルネードにはならない。
外部電源を必要としないトルネードでは
内部と外部の相互作用が自律的に持続する。
そのメカニズムはまだ解明されていない。

消しゴム

数学の問題を解く時はけっして消しゴムを使わないように。
経験にはミステイクではなく神秘が宿る。
それは言葉においても変わらない。
学校は消しゴムによって消しゴム人間(Eraserhead)だらけになる。

物質化の方法

真に新しいモノの見方(vision)は論理的には出てこない。
ビジョンには先見と幻影とが入り交じっているが
モデリングには稀にビジョンよりも先行するリアリティが内在する。
リアリティは物質的である。
モデリングによってはじめて物質化できる。

洞察力はモデリングによってフィードバックプロセスを生成する。

独創的

バックミンスター・フラーはシナジェティクス学派を作らなかった。
数学論文を発表したことがない。
それ自体が独創的であった。
シナジェティクスはシナジェティクスモデルをオブジェ化する手段によって
趣味的に受容することができない。
それ自体が自然の原理である。