新月では植物の芽が先に出るが、
満月では根が先に出る。
より有利な未来の光合成のために
月光という間接的な僅かな太陽光を選択して
発根か発芽かを決める光合成の準備段階では
むしろ酸素の要求度は高まり、植物は酸素欠乏に陥るはずだ。
植物は抜け出せない欠乏からどのように離脱するのだろうか。
「シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ
個体的・個人
個人という存在を真に感じることが出来たなら
もっと実験を繰り返すだろう。
個人が過去でパッケージされた古い個体ならば、
実験的であることへの衝動が独自性を生み
そして幻想に満ちた個性から抜せ出せるのだ。
素食
人や動物が習慣的に摂る食事は、すべて規定食(ダイエット)である。
その規定食から逸脱することはとても難しい。
食事で思考する条件が制限されているからだろう。
自然農を実践し理解すると
習慣的な粗食からプリミティブな素食(平均的ベジタリアン)に
無理なく移行できる。
平凡化vs平均化
学校ほど圧縮力のみを高めて平凡化される場所はない。
地球の自転や月の公転によって海水には潮汐力が作用して
満月に満潮があっても平均海水面が存在するように、
自然は圧縮力と張力(=引力)との相互作用に満ちている。
自然には同時的な平凡化はなく
非同時的な平均化が絶えず調和を生成している。
平均(律)化には非鏡像性や反対称性が含まれる。
詐欺師
失敗を怖れて要求不満(圧縮力)を高めると
冒険心が失われるばかりか、
自重によって自らを挫折させるノウハウを身につけた詐欺師になる。
圧縮材は、閉じた気体分子でも十分だ。
テンセグリティにおいては圧縮力は自重ではなく張力から生まれる。
原型(prototype)
(1)形態が圧縮材の配置パターンを決める
(2)張力が圧縮力を決める。
(3)張力が圧縮材の細長比を決める。
(4)その細長比が最小限の圧縮材の重量をきめる。
(5)張力材の長さが固有振動数を決める。
(6)ネットワークパターンが構造全体の強度とその共鳴作用をきめる。
構成要素(皮膜材、張力材、圧縮力材、ネットワークパターン)が
相互作用しながらテンセグリティを生成する構造の原型は
どの構成要素からも推測できない。
鋳型とはプロトタイプの異名である。
SYNERGETICS RBF 1975
Tetrahedral module
自律する構造
ジオデシックドームでさえ半球ゆえにまだ総三角形化されていない。
基礎がなければ不安定である。
構造の不安定さは総三角形化の不完全さに起因する。
この欠如は表面的な改善や対処によって解消することが出来ない。
ジョイントの金属化などの合成化は重量とコストの増加を伴う。
構造への理解はあらゆる関係における自己への働きと
その相互作用への不断の気づきによって総三角形化される。
基礎を不要とする世界初の完全自律型テンセグリティシェルター 直径6.5m 重量30kg
構造デザイン・プロトタイプ制作 シナジェティクス研究所 2008年
自律のための総三角形化
ジオデシックドームでさえ半球ゆえにまだ総三角形化されていない。
基礎がなければ不安定である。
構造の不安定さは総三角形化の不完全さから生まれる。
この欠如は表面的な改善や対処によって解消することが出来ない。
ジョイントの金属化などの合成化は重量とコストの増加を伴う。
構造への理解はあらゆる関係における自己への働きと
その相互作用への不断の気づきによって総三角形化される。
基礎を不要とする世界初の完全自律型テンセグリティシェルター 直径6.5m 重量30kg
Gimme Shelter
真の空間製造技術とは
権力が引き受けた生命空間の領域が破綻する方法、つまり
エネルギーと食糧生産の自律性を生命空間に導入する方法である。
この方法は、大気圏外の宇宙ステーションの設計では前提条件である。
喜びと苦痛を分離するための
空間製造技術(=シェルターの量産化)は存在する。
なぜなら、平均的な人々の税金でその開発は賄えるから。
用途開発(utilization)
ジオデシック理論から
シナジェティクスへ飛躍する挑戦に興味がない場合は
構造からシナジェティクスへの接続と同じ
構造とパターンの有用性の変換力に起因するだろう。
原理と工学の相互関係が有用性(とその無限性)を生むプロセスは
シナジェティクスを生成する。
用途開発(utilization)は応用技術ではなく、
先行するこれまでの標準の概念を破壊するテクノロジーである。
真の有用性は包括的な気づきによって発見される美的な解決方法である。