シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ

中心核の生成

構造はあらゆる関係における自己(中心核)への働きと
その相互作用への不断の気づきによって総三角形化される。
中心核は、周期的な層に生成される。

SYNERGETICS  RBF 1975
Fig. 415.55 Tetrahedral Closest Packing of Spheres: Nucleus and Nestable Configurations:

自由曲線

自然には直線は存在しない(R.B.フラー)が、自由曲線も存在しない。
2点間の最短距離を形成する大円や螺旋、
そして離心率のある放物線、双曲線、またはそれらの組み合わせしか存在しない。
すべての曲線には中心または焦点が存在する。

円錐曲線と離心率

繊細さと強靱さ

繊細で強靱な構造が発見されるまで
構造の単純化のプロセスは人工的であった。
doing more with lessによる
もっとも単純な自然の構造はテンセグリティである。
相反する繊細さと強靱さは、外部のゆらぎと共振する。
5月の緑の風や川のせせらぎ、そして星々のきらめきと共に。


一筆書きの張力材によるテンセグリティ構造 制作 シナジェティクス研究所 1994

柔軟なオクテットトラス

ゾウアザラシは水深600mでも生活できる。
マッコウクジラは3分の2を深海で過ごす。
深海3000メートルまで潜ることができる。
チタン合金製の潜殻の原子力潜水艦の最大深度は750mである。
アザラシや鯨の皮膚はチタン合金製ではない。
酸素分子を貯蔵するミオグロビンという
タンパク質の8面体構造からなる
柔軟な非金属オクテットトラスでパッケージされている。

SYNERGETICS RBF 1975
Fig. 420.01 Octet Truss

マッコウクジラの皮膚はオクテットトラス構造である。

シナジェティクス入門

シナジェティクスの学習にはシナジェティクスモデルが使用される。
そのモデルに子どもと大人の区別はない。
自然の原理の理解のプロセスに経験の違いがあるだけである。
子どもと学生が参加するシナジェティクス入門講座であっても
知的レベルの違いはない。
つまり、10歳までにシナジェティクスを自発的に学ぶことができる。

SYNERGETICS  RBF 1975
Fig. 321.01 Universe as “A Minimum of Two Pictures”

非金属合金

テンセグリティは
圧縮力と張力という相補的で非鏡像的な存在を
同時的に非同時的に統合する。
しかしそれらを同時に理解できないので
どちらか一方の物質の情報から理解しようとする。
テンセグリティをバラバラになろうとする形態に感じてしまう。
テンセグリティ構造は非金属元素からなる合金である。

SYNERGETICS RBF 1975
複合化した20面体状テンセグリティ構造

実験と経験

ほとんどの経験が無知と恐れと不安で満たされているにもかかわらず、
生存に必要なことはそれを実行する経験から認識される。
必要なことを実行する前に、それを実現する方法を知らないにもかかわらず
より効果的に余裕を持って実行できる段階が訪れる。
実験と経験は本来区別できない。

脱専門化

鳥は卵を産むための巣を作る、蜘蛛は獲物を捕獲するための巣を作る。
美しい専門家たちは単一の目的を実現する道具によって生存する。
人間だけが動く住居機械(自動車、船、飛行機、シェルター)
を作る才能が与えられた。
脱専門化は移動しながら発明するテクノロジーである。