シナジェティクス」カテゴリーアーカイブ

出来事を記憶する必要がない場所(マインド)

人生を変えるほどの経験や発明・発見は、
ほとんど学校の外で生まれる。
そこは、出来事を記憶する必要がない場所(マインド)だ。
ある出来事が実際に目の前で起こって、
そこから突然原理を理解できたなら、
その出来事自体を忘れさせるのは脳のメカニズムではない。
春麗らかな縁側のような場所だ。

テンセグリティと正20面体 SYNERGETICS RBF 1975
中心の20面体は回転しない。

自己規律とシナジェティクス

「私が12歳の時「他人がわれらを見るが如くわれら自身を見る力を与えたまえ」
という言葉に触発されて
他人が自分を「見る」ように自分を見て、その他人の目で見た私と
自分自身が見た私を統合しようと努めていって、
以後、この包括的に統合された自己をできる限り客観的に取り扱った。」
『クリティカル・パス』の自己規律  バックミンスター・フラー 1981

球面過剰に関するシナジェティクスの包括的な客観性は
この自己規律なくして発見されなかっただろう。
球面三角形と平面三角形との相互変換に
角度の平均的な分散を排除するフラーの自然の観察力は
「自然がわれらを見るが如く自然を見る力を私の経験と統合しようとする」方法に
到達している。

球面過剰 SYNERGETICS  RBF 1975
The 360 convergent angles must share the 720° reduction
from absolute sphere to chorded sphere:
720/360 = 2° per each corner; 6° per each triangle.

「焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ 」 2020年1月11(土)・12(日)(一泊二日)

「焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ 」
2020年1月11(土)・12(日)(一泊二日) 
 
私が発見した「半球テンセグリティ」は、
つねに構造の自律を維持するためのシナジーを生成する。
自然のシステムを通過したエネルギーは
そのシステムをより強化する働きがある。
「半球テンセグリティ」の共鳴作用は、視覚化されたシナジーである。
https://synergetics.jp/workshop/ws200111.html

焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ 2020  
1月11(土)・12(日)(一泊二日) 

「焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ 」
2020年1月11(土)・12(日)(一泊二日) 
 
球状テンセグリティモデル制作(完成したモデルは各自持ち帰ります)
球状半球自律型テンセグリティシェルター(直径3.2m)の屋外アセンブル体験
テンセグリティ構造を通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。
テンセグリティ構造はつねに全方向に共鳴する。

https://synergetics.jp/workshop/ws200111.html

トポロジー的に変容するテンセグリティモデル
シナジェティクス研究所 梶川 泰司

Foldable Tensegrity Shelter [バラック・テンセグリティ]

風と共鳴するテンセグリティもあるが、
窓側に置かれたアブノックスなテンセグリティオブジェもある。
雨や風、そして雪を内部から感じながら
大地から自律する半球テンセグリティ原理を
応用した量産のための原型デザイン
つまり、最新の安価な素材から成るセルフビルドの
バラック・テンセグリティの原型がついに完成した。
大気圏と共鳴しながら移動する空間以上に
安全で経済的なサバイバルがあるだろうか。

バラック・テンセグリティシェルター その元型モデルの発見 1995
シナジェティクス研究所 構造デザイン 梶川 泰司 + 嶋 あゆ子

星になる人々

意識と無意識の間を外部に依存してはいけない。
外部をつくり出すまえに、星になってしまう。
内部が空洞のまま。

「M104の画像が撮影された際の解説によれば、
距離2,800万光年、直径約50,000光年、
質量は約8,000億太陽質量とされている」
ハッブル宇宙望遠鏡

目を通して人間性を見る

見知らぬ人への無意識的な敵対心や恐怖心に反射的にならずに
「相手の目を直視する」と、
たとえその人に表面的な威圧感があっても
目を通して人間性を見ることで、
受け入れる相手の実際の人柄がどうであろうと
突然、愛すべき美しい存在となる。

『クリティカル・パス』から引用
バックミンスター・フラー著 (梶川 泰司 訳 白陽社)

反・鏡には、愛すべき美しい視線は不在のままだ。
ルネ・マグリッド

面が存在しないテンセグリティは多面体ではない

「宇宙に固体は存在しない」(フラー)という認識から
テンセグリティ原理が発見された。
面が存在しないテンセグリティは多面体ではない。
圧縮材と張力材との合金であり、
合金を構成する元素は金属元素とは限らない。
宇宙の合金はつねに振動し、より高い固有振動数によって
相互により結合する。

テンセグリティ・トラス構造 1961 バックミンスター・フラー
自律するテンセグリティ・モジュール
module

頂点・辺・面は遂に発見できなかった。

物体または実体とは、集合体であり、固体を意味しない。
その統合された集合に対して、
同時的に客観的な認識は形成されない。
「宇宙に固体は存在しない」(バックミンスター・フラー)
という認識までに、ギリシア哲学から25世紀間を要した。
頂点・辺・面は、ついに発見できなかった。
ゆえに、宇宙に多面体も存在しない。
頂点という「出来事」とそれらが相互に作用する「関係」と
その「関係」に囲まれた無としての「窓」が存在するだけである。

SYNERGETICS RBF 1975
Fig. 511.10 Two Triangular Energy Events Make Tetrahedron:

法則性がないランダムという無作為

科学はランダムな要素という概念によって、
主観的な出来事を人生における刺激的だが
不注意なランダムな経験として捉える。
明確な目的のない経験をより排除しても,
客観的な出来事は認識できない。
主観どうしが化学反応を起こして
予測できない全体を垣間見る経験を
他の出来事から見分けられるかだ。

「ランダム再生」を選択する行為は、真の「無作為」を再生しない。