テンセグリティ」カテゴリーアーカイブ

「私の裏庭は徐々に拡大し始めていた」R.B.F

「私は自宅から離れたことがないと言える現実に気づいた。
私の裏庭は徐々に拡大し始めていたのだ。今では世界が私の裏庭だ」1970
半世紀前のバックミンスター・フラーが属していた現実に
「裏庭のテンセグリティワークショップ 2019」は繋がる。
球状の裏庭は移動する。

http://synergetics.jp/tensegrityblog/
http://synergetics.jp/workshop/ws190914.html

クラウドナイン 浮かぶテンセグリティ都市 1962 
バックミンスター・フラー 

生物を覆う薄膜の厚み

カボチャのフィルム状の表皮は、
急激に加圧して急激に減圧した時にのみ、
カボチャの分厚い硬い外皮から分離し始める。
その半透明の薄皮フィルムの厚みは、
僅か100ミクロンである。
この表皮の厚みは、
ゆで卵を剥くときに剥がす卵殻膜の厚みと同じである。
トビウオの羽根のフィルム状の薄膜の厚みも100ミクロンである。
人間の表皮細胞の表面の外皮部分の厚さは、
さらに薄く10~20ミクロン程度である。

トビウオの飛行速度は時速50~70kmで、
最大400mも連続して滑空するための折りたためるフィルム状の翼

テンセグリティ原理は「リンゴの落下現象」から発見されなかった。

無重力を知らなくとも
大気圏内で重力の在り方を経験できる。
テンセグリティモデルの
張力の働きを体験することは
万有引力の新しい理解に近いだろう。

2つの圧縮材の間に働く相互作用のうち、
引き合う力が圧縮力に変換される。

圧縮材が互いに重力を及ぼすことによって、
連続する閉じたWEB上に非連続に浮かぶ原理は
裏庭の「リンゴが木から落ちる現象」から
発見されなかった。

共鳴テンセグリティ・ワークショップ 2019
「裏庭のテンセグリティワークショップ」
http://synergetics.jp/tensegrityblog/
http://synergetics.jp/workshop/ws190914.html

SYNERGETICS RBF 1975

モバイラー生活器

裕福だが車には興味がない人々がプリウスに乗る時代から
金儲けに興味がない個人が大地や大気圏と交換を始める手段は、
コンテナハウスやスモールハウスでの定住ではないだろう。
強欲な資本主義から離れても大地の収奪と汚染から逃れられない。
大気圏と相互作用するモバイラー生活器は未だ存在しない。

大気圏と相互作用する自動気象シェルターが
火星以外では開発されないのはなぜか。

エンジニアリング=現実の問題を解決する方法

テンセグリティのモデリング自体が
自然の相似律を除外して、自己目的化したら、
構造とパターンに潜む自然の神秘が抜け落ちた
高度な3次元パズルになる。
知育玩具はしばしば内的体験を排除した頭脳用で終わる。
真のエンジニアリングの習得過程(engenious)での
現実を変える経験から内的で先験的な天才(ingenious)を呼び覚ます。

「裏庭のテンセグリティ・ワークショップ 2019 年」
 9月14・15日 開始 
http://synergetics.jp/tensegrityblog/

SYNERGETICS RBF 1975
Stabilization of Three-Way-Grid Tensegrity Sphere:

創意工夫

テンセグリティの起源は、
内的な創意(ingenious)と
外的な工夫(engenious)とが統合された次元で
はじめて物質化する構造とパターンの神秘にある。
自然を模倣しない方法が発見された。

SYNERGETICS RBF 1975
Single and Double Bonding of Members in Tensegrity Spheres:
Complex of basic three-strut tensegrity units with exterior terminals now joined.

最初の痛みのテンセグリティ受容器

近発見されたグリア・神経細胞複合体は
「皮膚の外側の層(表皮)と内側の真皮の間に
グリア細胞によるネットワークが形成され
そこから細い繊維のような突起が外側の層に伸びている」
グリア細胞が三角形状に配置された
テンセグリティの頂点(ノード)の形成こそが
最初の痛みの受容器となる。

「グリア・神経細胞複合体」ナショナル・ジオグラフィック 2019.8.20

テンセグリティにおける重力と強い相互作用

球状テンセグリティの直径を
数学的に無限に拡大または無限に縮小ができるが
それぞれ物理的な限界場に達する。
太陽系を含む銀河系も原子核構造も
限界場における極限的なテンセグリティ構造になる。
重力は断面積がゼロの張力材であり、
核子を互いに結合する核力は
重力以上であるが影響範囲は小さい。

Tensegrity by R. Buckminster Fuller 1961

これはテンセグリティではない

見かけはテンセグリティモデルだが
概念としてのテンセグリティではない。
圧縮材の隣り合う2点間距離を一定にできない
ゴム糸やナイロン釣糸のような弾性に富んだ素材を
張力材として使用する場合は、
外力分散機能は失われる。
伸率が最小の最新の張力材は、
ステンレスワイヤーではなくカーボン繊維である。

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見かけは科学的おもちゃだが、アブノックスである。

自然に概念モデルは存在しない

経験には、観察する主体と観察される対象(他者性)との間に
タイムラグがある。
テンセグリティモデルの制作とテンセグリティ原理の認識には
最大級のタイムラグがある。
自然には概念モデルは存在しないが
フラーレンというテンセグリティ構造は
古代の隕石の中に存在し続けていた。
C60フラーレンは直径わずか10億分の1メートルだが
宇宙ではこれよりも大きい分子は発見されていない。

「裏庭のテンセグリティワークショップ 2019」
 シナジェティクス研究所 主催
http://synergetics.jp/workshop/ws190914.html

直径5kmを超える巨大な岩塊が過去6億年に約60回地球に衝突した。
「ホバ隕石」が地上に落下したのは8万年前、隕石自体は2億から4億年前