テンセグリティ」カテゴリーアーカイブ

動植物のすべての細胞はテンセグリティ構造を採用した

気候変動期における人間が本来持つ免疫力を高めるために
耐寒性・耐暑性・病原菌耐性を向上させ
老化防止する物質や技術を開発する以前に
動植物のすべての細胞はテンセグリティ構造を採用した。
水・エネルギー・食料・テンセグリティシェルターとの相互作用は
人間の生存方法の独自性と自律性に関与する。
https://footage.framepool.com/ja/shot/969776483-radiolarian

生きた放散虫は皮膜テンセグリティ構造に住んでいる。

放散虫が採用しなかったシンメトリー

イギリスのエデンプロジェクトに対抗したamazon本社「スフィア」に
ジオデシックパターンは選択されなかった。
放散虫が採用しなかったシンメトリーゆえに、
単位体積あたりの重量増加は最大級で
自然の構造とパターンへの完全否定版としての人工物となった。
火星にも裏庭にも適さない。

自然の構造デフォルト

自然の生態系が無料で生み出している生命維持のデフォルトを
人工的に再現する方法まだ未知である。
テンセグリティ・ワークショップ2019では
自然の構造デフォルトが形成されるプロセスを
45分で体験する。
テンセグリティ構造の自律性と構造とパターンは
宇宙エコロジーに属する。
http://synergetics.jp/workshop/ws190914.html

テンセグリティ構造の相互変換
形態は変化するが構造とパターンは一定
シナジェティクス研究所 制作 2006

バックミンスター・フラーとの出会いについて(再考)

感じたことをいかに隠せるかを
学ぶのは、早い時期だ。
本に書いてあることを
いかに自分の考えとして表現する技法を
習得するのはそれほど難しくない。
これらの二重性は、
群れとして生存するための
条件反射から形成される。
世界を探査するモバイラーは
テンセグリティシェルターを求める。

インタビュー;「世界を探査するモバイラーはノウホワイト(know why)と対話する」
https://web.archive.org/web/20160306171357/http://mammo.tv/interview/archives/no210.html

風と瞑想するまで45分

森を散歩すると心が自然と静まる時、
自然は心と静まる。
テンセグリティが風と瞑想する時、
心が自然を癒す
シンメトリーと共振する時、
テンセグリティの窓を通過する風は、
切り取られた大地と青空を繋ぐ。
シナジェティクス研究所がデザインした
テンセグリティモデルキットを使用すれば
風と調和するまで45分。
http://synergetics.jp/workshop/ws190914.html

裏庭のテンセグリティモデル

シナジー原理の可視化

システムを通過したエネルギーが
そのシステムをより強化する働きがある場合、
シナジー原理が作用している。
シナジーは部分からその全体性を記述できない。
にもかかわらず、物質化を回避できない希有な原型を
遂に可視化したモデルこそ
テンセグリティである。
シナジーはデザインできない。
http://synergetics.jp/workshop/ws190914.html

風と共鳴する「裏庭のテンセグリティ」 

風に共鳴するテンセグリティ

絶えず動くテンセグリティに
美しい全方向性シンメトリーを求めるどの瞬間にも
シンメトリーを生成する構造とパターンの元型は保たれている。
気まぐれな微風が裏庭のテンセグリティを撫でる時、
シンメトリー内部に取り込まれた風は、
無数の見えない小さな渦に変わる。
外部からの無秩序の振動は
ついに連続する美しい共鳴音となる。

シナジェティクス・ワークショップ2019のための
「裏庭の共鳴テンセグリティ」
30struts-tensegrity 直径3.2m 16,5kg
シナジェティクス研究所 梶川 泰司 制作 2019

共進化する水、食料、エネルギー、シェルター

水、食料、エネルギー、シェルターを購入し、
経験の方法と知識のほとんどを他者から教育される時、
太陽系では、局所的な適者生存で終わる。
細胞がミトコンドリアとなった細菌を
幽閉しその機能を利用する方法は適者生存ではなかった。
デザインサイエンスは共進化する過程に生まれる。

SYNERGETICS RBF 1975
Two Opposite-Paired Tetrahedra Interpenetrate in Jitterbug Contraction

観察力と分節力は相補的

張力も圧縮力も分節化によってより小さくなり、
張力材も圧縮材もより短くなり
それらの関節接合数は自乗で増加し続ける。
原子核ではついに張力と圧縮力は引力と斥力に変換される。
重力に対する斥力は未だ確認されていないが
人間の分節力は聴覚視覚パターンの統計的学習能力であり、
観察力とつねに相補的にある。
より分節された構造体へ。

SYNERGETICS RBF 1975
分節化

失われた皮膜

生きた放散虫の皮膜には
テンセグリティ構造における面的な張力機能がある。
皮膜を失って残された骨格形態だけの放散虫は
翼のない飛行機のようだ。
放散虫の放射状に配置された無数の棘は
ハリセンボンのように球状皮膜を支持する
正4面体状モジュールの一部として見立てられる。

細胞内で非晶質のシリカを形成して
ジオデシックな硬殻形成時に固定していく。
皮膜を失って残された骨格形態だけの放散虫は構造ではない。


http://www.geol.tsukuba.ac.jp/paleobio/research/sub/page3.html