植物は生き延びるために
発芽する自由と
発芽しない自由を作り出した。
見知らぬ場所まで運ばれても
見覚えのある環境が現れるまでの
時間に耐えるために、
花粉はその発芽点を多面体システムに変換し、
特に大気圏を高速で移動する花粉はジオデシック構造を採用する。
「テンセグリティ」カテゴリーアーカイブ
テンセグリティは構造の最終形態
テンセグリティは構造の最終形態である。
免震、制震、耐震装置は不要だ。
すべて付加的な装置で住宅を高価にさせることをだれも疑わない。
航空機のような動く構造は建築家は設計できない。
彼らは土地資本主義の奴隷だからテンセグリティをもっと危険な構造と考えている。
免震、制震、耐震装置はすべて付加的で高額なパーツ
テンセグリティ構造はこれらの装置を陳腐化する
モデル言語はデザインできない
モデル言語はデザインできない。
発見される以外に生成されない。
シナジェティクスモデルは
すべてモデル言語の多層的な視覚化なのである。
幾何学のように静止的ではない
シナジェティクスは時間を含む。
総三角形化されたオクテットトラスでさえ折りたたみできる。
展開型テンセグリティ構造として。
Stabilization of Tension in Tensegrity Column
SYNERGETICS RBF 1975
ネガティブとポジティブの共存
リアリティはつねにネガティブとポジティブが
同時的かつ非同時的に共存している。
テンセグリティは右巻きのモジュールと左巻きの同型モジュール群が
互いに重複して共存しているように。
SYNERGETICS RBF 1975
風と共鳴するテンセグリティ
テンセグリティが既知の構造だと理解したり
あるいはその構造を再現できた映像を見た瞬間から
観察者の認識は閉じていく。
テンセグリティは既知の構造の定義を破壊するために
発見された原理である。
テンセグリティは風とさえも共振する。
よりシステムを安定させるために。
張力調整機能のあるテンセグリティ構造 アルミ合金製 直径3m
制作 シナジェティクス研究所 構造デザイン 梶川泰司
可視化されたエフェメラリゼーション(ephemeralization)
観察されるべき客観的な対象から
新たな構造の可能性は見えなかった。
テンセグリティは構造の最後のかたちだ。
原子核が最初の構造であるように。
浮遊するテンセグリティ構造 シナジェティクス研究所 2013年 制作
エフェメラリゼーション(ephemeralization)
斥力としての重力は発見されていない
重力は万有引力であり斥力としての重力は発見されていない。
テンセグリティ構造では張力と斥力が共存する。
フラーの対称・非対称のテンセグリティ構造においても
斥力が検証できなかったのは、
強力なカーボン製の張力材がまだ誕生していなかった
当時のテクノロジーに関係している。
非対称テンセグリティ構造 バックミンスター・フラー 1979
斥力モデル
球状テンセグリティの張力が適切に調整されているかどうかを
検証する方法を張力材の長さや張力の測定には求められない。
任意の一カ所の隣り合う頂点間距離のみを縮小させた時、
球状テンセグリティの初期の直径が拡大すれば
シナジェティクスが発見した斥力モデルであると言える。
球状斥力モデル 制作 シナジェティクス研究所 2007年
張力と斥力が共存するテンセグリティモデル
電磁力には引力と斥力の両方が存在するように
テンセグリティ構造には
張力と圧縮力の相互作用に加えて
斥力と圧縮力の相互作用が存在する。
張力と斥力が共存するテンセグリティモデルは実在する。
2点間距離の調節だけで全体の張力が可能なだけではなく
直径が拡大する現象を検証できるテンセグリティモデルから
構造の神秘を知ることができるだろう。
張力と斥力が共存するテンセグリティモデル 制作 シナジェティクス研究所 2007年
テンセグリティ構造とブロックチェーンの起源
ブロックチェーンの概念図が球状ではないことが
ブロックチェーンのリアルな構造安定性を
決定的に視覚化できていない。
テンセグリティ構造と比較するとブロックチェーンの
P2Pとモジュールとのシナジー効果が
相似律的に4次元的に物質化されていることが分かる。
人間と情報の中央管理は時代遅れだ。
ブロックチェーンの概念図は閉じた球状ではない