テンセグリティ」カテゴリーアーカイブ

血管と毛細血管の血液が圧縮され難い原理

フリーダイバーのジャック・マイヨールが100mを超える潜水記録を樹立できた時、
すべての血管と毛細血管の血液が圧縮され難い原理によって
テンセグリティの圧縮材として機能させた可能性を思い描く。
血管からなる圧縮材ネットワークは非対称テンセグリティを形成する。

血管からなる非対称テンセグリティ

テンセグリティ構造とブロックチェーンの起源

ブロックチェーンの概念図が球状ではないことが
ブロックチェーンのリアルな構造安定性を
決定的に視覚化できていない。
テンセグリティ構造と比較するとブロックチェーンの
P2Pとモジュールとのシナジー効果が
相似律的に4次元的に物質化されていることが分かる。
人間と情報の中央管理は時代遅れだ。

ロックチェーンの概念図は球状ではない

ブロックチェーンの起源

ブロックチェーンの優れた機能は
P2Pのシステムに対して情報をモジュール単位にすることによって
データの信頼性を高める方法にある。
しかし、ブロックチェーンの概念図はまだ2次元的だ。
モジュールからなるP2Pはテンセグリティを起源とする。
その構造とパターン以上の柔軟な強度は存在しない。

外力分散機能を備えたテンセグリティはもっとも破壊されにくい構造
SYNERGETICS RBF 1975

沈黙と振動

真の沈黙は、全体的パターンと局所的なパターンとの関係の認識によって
メタフィジカルなノウハウ体系が物理的体系に変換された直後にはじめて訪れた。
それはテンセグリティ構造を
暴風雨圏内で使用される生活器に最適化した実験時の
内部空間の広がりと静けさに相似している。

テンセグリティモデル 
シナジェティクス研究所 制作 テンセグリティ・ジョイントデザイン 梶川泰司

ハリセンボンの構造とパターン

ハリセンボンはフグ目のハリセンボン科に分類される魚であり
フグはフグ目のフグ科。
前述のフグに関する私の記事はすべてハリセンボンの構造とパターンに関連した
自然の先験的なテンセグリティ構造への分析となる。

ハリセンボン
https://ctseibutsu.jp/ex/porcupinefish.html

鱗テンセグリティ構造

面テンセグリティ構造は魚の鱗と相似的な結合方法を採用した。
RANDOMEは、ジオデシックスな鱗の配置から安定した球状を維持できるが
完全にランダムな同型モジュールの配置からでも球状を形成できる。
魚は骨格と皮膚からだけで自らの形態を維持しているのではない。

Randome Emergency Geodesic Shelter

鱗テンセグリティ構造

魚類の鱗は真皮の内部に発達した骨格=皮骨であり
遂にハリセンボンの鱗は棘に変形した。
魚の鱗は相互に動く鱗は重く厚い鱗から軽く薄い鱗へと進化して、
面的なテンセグリティ構造を形成する。
水の抵抗を減衰させ迅速に移動し
水圧に耐えながら敵の攻撃から自身を守るために。

鱗は真皮が変化した骨格=皮骨

テンセグリティは分散型の無脊椎構造

無脊椎動物や藻類などを食べるフグは脊椎動物であるが、
驚くことに連続した脊椎をほとんど形成していない。
すべてのテトラ状の骨は張力材ネットワーク上に
浮かんでいることになる。
テンセグリティ構造は大黒柱のない分散型の無脊椎構造である。

tensegrity

浮遊するテンセグリティ構造

フグ(Blowfish)の多数の棘はテトラ状の骨であり
その骨は互いに非接触な圧縮材を形成する。
フグの筋肉と皮膚はそれらを統合する連続した張力材となる。
フグは収縮拡大するテンセグリティ構造を採用している。
この構造は海表面でも安全に浮遊することができる。

不連続なテトラ状の骨モジュール