テンセグリティ」カテゴリーアーカイブ

焚火のシナジェティクス
満月の夜のワークショップのために(2/2)

焚火に、明確な内部と外部が形成された時、
少ない薪でより長く、煙を減少させる焚火の方法が
より長い燃焼経路にあることが分かる。

より長い燃焼経路は、
シナジェティクスの最密パッキングとその隙間の概念から導かれる。

この動力学的な焚火も満月も
ともに互いに張力(=吸気)に変換された効果なのだ。
(この方法には発見と発明が共存する。)

濡れた薪や腐食しかけた倒木ですら燃える
焚火のシナジェティクスは、緊急時の基本的な生存技術の一つである。

SYNERGETICS RBF 1975
Convex and Concave Sphere Packing Voids:

「火星菜園」よりも焚火と玄米で生存できる惑星

シェルターから火星を見る。
映画『オデッセイ』が提案した
火星基地でクルーたちの糞尿を肥料にして
ジャガイモを栽培する方法よりも、
焚火と玄米で生存できる惑星で、
カーボン材の張力からなる
テンセグリティモデルを制作するほうが科学的だ。
(バイオスフィアの微生物群が存在しない「火星菜園」は空想的だ。)

サバイバルの生化学はクッキングに始まる。
極寒の地でも凍らない液体はお酒だ。
☆「焚火とテンセグリティワークショップ」 追加1名募集します。

映画『オデッセイ』での火星菜園の内部
裏庭がない菜園は実に高コストだ。

流星と焚火とテンセグリティワークショップ 1月11日、12日

北アルプスから湧き出るような流星群を見るには
夕暮れの焚火から始まる。
焚火すれば夜明けまで、流星のない夜はないだろう。
炎を絶やさない方法を習得しなければ
朝日から受ける輻射熱よりも
大地のぬくもりを奪う気化熱を知らないだろう。
夜明けの極寒に耐える内部を発見する
シナジェティクス。

☆申込みは下記から 追加2名 募集します。
https://synergetics.jp/tensegrityblog/

焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ会場 (イラムカラプテ 安曇野)
https://www.facebook.com/iramkarapte/

「短い愛」に生きる時、

青い朝顔には瞬時に開花するタイプがある。
その瞬間をハイスピードカメラで捉える前に、
私は捩れのあるつぼみの回転の向きに魅せられた。
つぼみは左右の開閉を繰り返す螺旋構造だ。
5回対称の花弁は太陽と共に飛び交うミツバチを誘導するために
左向きに美しく展開する。
青い朝顔は「短い愛」に生きる。

https://synergetics.jp/workshop/ws200111.html

ウイルスは生物構造学よりもつねに進化する。

中国・湖北省武漢市で発見された正体不明の呼吸器ウイルスは
「第2のSARS(重症急性呼吸器症候群)」となる疑いがある。
カプソメアが共有結合して「正二十面体構造」のヌクレオカプシドが形成され、
エンベロープの皮膜には、スパイクとよばれる糖蛋白の突起が存在する。
このより長くなった突起が皮膜と共に
構造の安定性を増幅させていると思われる。
「正二十面体構造」の外側の殻は、固体的ではなく
より安定した、つまり共鳴するテンセグリティ構造なのだ。
生物構造学が、自然が採用するテンセグリティ原理を理解する前に
ウイルスはタンパク質だけで「doing more with less」を実践している。

「第2のSARS(重症急性呼吸器症候群)」

「石はそれ自体で大地から自立する」

テンセグリティの圧縮力と張力の相互作用において
圧縮材が優位になるとバランスの欠如が起こり、
シナジー的に構造を生成する共鳴作用は瞬時に消失する。
圧縮材のみから空間を構成する傾向が生まれたのは
「圧縮材=石はそれ自体で大地から自立する」
という長い歴史的依存からだ。
それは軍事的要塞の確実な技法であった。

プランクトンが生成する空間もしばしば固体的に見える。

テンセグリティは「火を見るよりも明らか」か

海から遠ざかった人間にとって
テンセグリティは「火を見るよりも明らか」ではない存在だ。
人々は圧縮力に包囲されて生活している。
張力に関して「疑いを入れる余地がない」ほど経験がない。
焚火の炎が、樹木から厳しい圧縮力を解放させる時、
張力材は不意に激しく弾けるのだ。

「焚火とテンセグリティワークショップ 2020」について 
https://synergetics.jp/tensegrityblog/

共鳴テンセグリティ、その非固体的な自然の構造

テンセグリティにとって過剰な圧縮材は欠乏に繋がる。
テンセグリティは張力ネットワークのほかに失うものを持たない。
失うものがなにもない時にはじめて共鳴する。
過剰と欠乏がない動的な構造安定性を
R.B.フラーが発見するまで、
静的構造以外から誰も想像できなかった。
 
このプランクトンは、捕食と移動のために
皮膜ネットワークが自在に動くテンセグリティ構造を採用した。

最新版のテンセグリティモデルキットと 球状テンセグリティモデル

「焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ 」
2020年1月11(土)・12(日)(一泊二日) 
 
球状テンセグリティモデル制作(完成したモデルは各自持ち帰り)と、
球状半球自律型テンセグリティシェルター(直径3.2m)を裏庭でアセンブルする。

テンセグリティ構造を通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。
テンセグリティ構造はつねに全方向に共鳴する。

申込みは下記から。
https://synergetics.jp/workshop/ws200111.html

最新版(2020)のテンセグリティモデルキットと球状テンセグリティモデル 
シナジェティクス研究所 制作 (特許出願済)

マクロとミクロの動的平衡

テンセグリティを制作する過程に現れる
人間の固有の偏りと癖を鏡のように映し出す現象は、
テンセグリティが人間の方へにじり寄る仮の姿だ。
人為的な偏りと癖のような非対称性が
自然の共鳴作用によって
対称性に統合されていく過程は可視化できるが、
自然の構造のマクロとミクロの動的平衡は見えない。

太陽系の動的平衡は
重力(または引力)という断面積がゼロの
最強の不可視の張力材によって維持される。
銀河系とテンセグリティ構造との動的平衡は見えない。

SYNERGETICS RBF 1975
Fig. 1130.24 Reality is Spiro-orbital:
No path can be linear.All paths are precessionally modulated
by remotely operative forces producing spiralinear paths.