人生を変えるほどの経験や発明・発見は、
ほとんど学校の外で生まれる。
そこは、出来事を記憶する必要がない場所(マインド)だ。
ある出来事が実際に目の前で起こって、
そこから突然原理を理解できたなら、
その出来事自体を忘れさせるのは脳のメカニズムではない。
春麗らかな縁側のような場所だ。
テンセグリティと正20面体 SYNERGETICS RBF 1975
中心の20面体は回転しない。
人生を変えるほどの経験や発明・発見は、
ほとんど学校の外で生まれる。
そこは、出来事を記憶する必要がない場所(マインド)だ。
ある出来事が実際に目の前で起こって、
そこから突然原理を理解できたなら、
その出来事自体を忘れさせるのは脳のメカニズムではない。
春麗らかな縁側のような場所だ。
テンセグリティと正20面体 SYNERGETICS RBF 1975
中心の20面体は回転しない。
「焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ 」
2020年1月11(土)・12(日)(一泊二日)
私が発見した「半球テンセグリティ」は、
つねに構造の自律を維持するためのシナジーを生成する。
自然のシステムを通過したエネルギーは
そのシステムをより強化する働きがある。
「半球テンセグリティ」の共鳴作用は、視覚化されたシナジーである。
https://synergetics.jp/workshop/ws200111.html
「焚火と共鳴テンセグリティ・ワークショップ 」
2020年1月11(土)・12(日)(一泊二日)
球状テンセグリティモデル制作(完成したモデルは各自持ち帰ります)
球状半球自律型テンセグリティシェルター(直径3.2m)の屋外アセンブル体験
テンセグリティ構造を通過したエネルギーはそのシステムをより強化する働きがある。
テンセグリティ構造はつねに全方向に共鳴する。
https://synergetics.jp/workshop/ws200111.html
トポロジー的に変容するテンセグリティモデル
シナジェティクス研究所 梶川 泰司
風と共鳴するテンセグリティもあるが、
窓側に置かれたアブノックスなテンセグリティオブジェもある。
雨や風、そして雪を内部から感じながら
大地から自律する半球テンセグリティ原理を
応用した量産のための原型デザイン
つまり、最新の安価な素材から成るセルフビルドの
バラック・テンセグリティの原型がついに完成した。
大気圏と共鳴しながら移動する空間以上に
安全で経済的なサバイバルがあるだろうか。
バラック・テンセグリティシェルター その元型モデルの発見 1995
シナジェティクス研究所 構造デザイン 梶川 泰司 + 嶋 あゆ子
「宇宙に固体は存在しない」(フラー)という認識から
テンセグリティ原理が発見された。
面が存在しないテンセグリティは多面体ではない。
圧縮材と張力材との合金であり、
合金を構成する元素は金属元素とは限らない。
宇宙の合金はつねに振動し、より高い固有振動数によって
相互により結合する。
テンセグリティ・トラス構造 1961 バックミンスター・フラー
自律するテンセグリティ・モジュール
物体または実体とは、集合体であり、固体を意味しない。
その統合された集合に対して、
同時的に客観的な認識は形成されない。
「宇宙に固体は存在しない」(バックミンスター・フラー)
という認識までに、ギリシア哲学から25世紀間を要した。
頂点・辺・面は、ついに発見できなかった。
ゆえに、宇宙に多面体も存在しない。
頂点という「出来事」とそれらが相互に作用する「関係」と
その「関係」に囲まれた無としての「窓」が存在するだけである。
SYNERGETICS RBF 1975
Fig. 511.10 Two Triangular Energy Events Make Tetrahedron:
生存への挑戦とその困難さがどんなに重圧的であろうとも
個人の独自な経験が生む違いが前例のない変化の兆しとなる。
世界に異なる個性を求めることが目的だとしたら、
最初の重要な変化は起こらなかっただろう。
真の起源はどんな規範にも変換されないほど、
野性的で非言語化された状態でやって来る。
シナジェティクスは、ギリシア幾何学を陳腐化しただけではなく、
25世紀間も存続した多面体(solid)の固体概念を破壊したのである。
テンセグリティは、今後、数千年間も存続するニューモデルである。
バックミンスターフラー研究所の
60トンものクロノファイルを検証した時、
驚くことに、テンセグリティ概念の発見とそのモデルに
ケネス・スネルソンはまったく関与していない事実が分かった。
彼がフラー独自のテンセグリティ概念を使用したこと以上に
その原理を構造として開発していないのだ。
つまり、美的価値に絶えず惹かれて
古典的表現様式へ固執する行為こそ
反シナジェティクスであり、
シナジェティクスの発展に貢献したとは考えにくい。
スネルソンが自分芸術作品に対して、
フラーのテンセグリティ以外の名称を考案していない事実は、
独創的な表現様式へ固執する行為にも反する。
テンセグリティ構造は、人類のためのモバイル生活器である。
展開型テンセグリティ構造 直径11mの縮小モデル図面
制作 シナジェティクス研究所 梶川 泰司
バックミンスター・フラー生誕100年祭 1995 ニューヨークで展示
ベクトル平衡体の発見は
ジターバッグの発見よりも17年も先行し、
テンセグリティの発見は
ジオデシックスの球面分割理論とその実践よりも22年先行した。
原理の相互関係の理解の順序は重要でないが、
シナジェティクスの起源には無数の驚くべき事実がある。
シナジーによって未知を内包していくシナジェティクスは
発見・発明における自己を模倣しない
R.B.フラーの「Total thinking」によって半世紀間も練り上げられた。
SYNERGETICS RBF 1975
Fig. 413.01 Vector Equilibrium:
Omnidirectional Closest Packing Around a Nucleus:
Who are you? と尋ねられたなら
動揺を隠しながら名前と職業を答えるにちがいない。
仕事と寿命が短時間に変容する時代に、
「I am who am I.」の現実は、ますます遠ざかる。
1949年、バックミンスター・フラーは、
「私は全体を全方向的に思考する存在」(Total thinking)」と捉えた。
人間は局所的に分断して部分から思考するシステムから抜け出ようとしている。
SYNERGETICS RBF 1975
Fig. 401.00 Tensegrity Tetrahedron with “Me” Ball
Suspended at Center of Volume of the Tetrahedron: