トリムタブ」カテゴリーアーカイブ

偽善・偽装・欺瞞といった3Gパターン

記憶がないとか、私の記憶に基づいてとか、
議事録や報告書が保管されていないとか
個々の政治家や官僚にはビッグデータとは無縁な素振りである。
彼らこそ、最初にAIに乗っ取られるだろう。

国会討論の過去のデータから特定のパターンを見出す
機械学習のAIは、偽善・偽装・欺瞞といった3Gのような
品格のない言動パターンによって、人間から希望を奪いながら
傲慢さで退屈させるような仕事でも権力で優遇される指導者の地位を
簡単に代替することができるだろう。

AI自らが工作することは、法律がそれらを禁じても、
危険な政治家よりもはるかに危険なAIの知的能力は短期間に成長するだろうから。

思考の外部化

考えたことは、書くよりも、
ipad proの音声認識アプリでテキスト変換したほうが
正確で早いだけではなく、話しながら考えることのほうが
より自然である。
言葉は、思考を生成するが、声が思考を外部化する。

絶縁方法(isolation)

言葉に対して誠実さと自律の意志を欠いた人々が作成する憲法は、
属国特有の内部を外部から絶縁させる方法から編み出されている。
絶縁とは、電子回路の一部が、信号や電力は伝達されるが
導体は分離している状態である。

絶縁こそ、その物理的な絶縁を破壊する行為と意志を
絶望的だと感じさせるためのもっとも効果的な方法なのだ。

分離と隔離(=isolation)は、支配するための見えない武器である。

結び目

船の速度の単位ノット(knot)は<結び目>を意味する。
砂時計の砂がすべて落ちる28秒間にロープの等間隔の<結び目>を
動く船から海中にいくつ繰り出したかでその船の速度を測った。

ノットは日本語で瘤であるが、船舶や航空機の速度をあらわす単位ノットは
もっとも単純で高度なサバイバル時のロープワークである。

バイオスフィアの歴史でこの瘤(ノット)を作れるのは海の民だけである。

草刈り

弁護士に相談するとに初回の相談料だけ時給5000円だが、生きるための権利に関する諸問題は消えない。
草刈りが時給5000円なら、日本中の雑草は、除草剤を使用しなくとも根絶やしになるだろう。
同時に全国的な除染対策も可能だ。

クロノロジー(chronology)

バックミンスター・フラーが
デザインサイエンス革命の実践方法において
自ら革命と定義したとき、
彼のデザインサイエンスとシナジェティクスの講義を理解して
彼と直接コンタクトした世界中の学生の名簿を、フィラデルフィアではなく
ロサンゼルス時代のフラー研究所のアーカイブで見たことがある。
そこには、六千名のリストがあった。
私の名前も日本の古い住所のままでそこにあった。

片方向的なフォロワー(追従者)が
いま何を考えて、何を実践しているかに関わらず、
予知的な徴としての価値を持つ経験やシナジェティクス・モデルを、
アーカイブの内部から取り出す方法はつねに革命的である。

それは、クロノロジー(chronology)に基づくいた
<クロノファイル>と呼ばれている。

自らの行為の誤りとその正しさの客観性を主張する根拠は
<クロノファイル>が生成する時間(chronos)にある。

システムの優位性

都市での労働や健康という概念、コストと耐久性との対比、国家が定義する耐震性、
そして食料とエネルギーを貨幣で買う経済システムの優位性の否定から
始めなければならない。

銀河系での惑星地球システムの希有な優位性と
バイオシェルター内部での
植物の光合成によるエネルギー経済が忘れられているなら
モバイルテンセグリティの現実的な居住空間は存続しない。

均一化(equalize)装置

イコライザー (Equalizer) は、
音声信号の周波数特性を変更する優れた音響機器である。
小さなスピーカーで音像を
自分の好みに均一化(equalize)する場合には
不可欠なツールになっている。
クラシックのためのイコライザーに
もっとも近いのはジャズのイコライザーである。
そして、ほぼそれに接近しているのはロック用である。
全体的な音質を補正するための平均化や音像の明確化の方法が
音楽ジャンル別にあるわけでないことが
イコライザーの波形分布から分かるのである。
21世紀のイコライザーは、ビッグデータが反映された
人類の感覚の均一化装置である。

高速道路の安全率(Safety Factor)

高速道路または国道内で
車が積雪で埋もれ物流が止まった主要原因は
予測を超えた豪雪や密度の高い雪質だったからではない。
都市間のほとんどを互いに張り巡らし
つねに整備された高速ネットワークが
基本的に2車線しかなかったからである。
日本以外の20世紀の先進工業国の高速ネットワークは
すべて3車線で設計されてきた。
危機的情況での移動し分散する自由度が
3車線目にあるからである。
設計技術的な無知によって
不確実性がより増大しているにもかかわらず
半世紀ぶりの気象異変という不確実性を信じ込まされている。
そして、構造のマージン(余裕部分)を無視した
擬似的な安全率によって
人々は移動中に凍死または餓死しかけたのである。